出版社内容情報
日本語を効果的に教える上で、テストは重要な鍵となる。項目の選定、問題の作成など、テストの理論から応用までを統計学の基礎をふまえてわかりやすくまとめた。
内容説明
「良いテスト」は、授業を効果的に進める上で重要な鍵となる。本書は、その作成法から評価、そして授業へのフィードバックまでを、実際に行われたテストの分析を通じて解説する日本語教師必携のハンドブック。1983・84年版日本語能力認定試行試験の全問題とその項目分析つき。
目次
第1章 何のためのテストか
第2章 良いテストはどのような性質をもつか
第3章 日本語能力のシラバス試案
第4章 テストはどのように作られるべきか
第5章 大規模なテスト―データの分析の一例
第6章 日本語教育のための基礎資料としてのテスト
第7章 事前的評価―日本語習得適性テストの実践
第8章 形成的評価―授業における評価活動の実例
第9章 対面テストと作文の出題と採点