出版社内容情報
ふるさとに帰りたいと願う仏さま
読み継がれる昔ばなし絵本
徳川三代将軍、家光の妻となった桂昌院。
その子は五代将軍となる綱吉公。
綱吉公はすべての殺生を禁じる厳しい決まりをつくり、
桂昌院は平和な世を願って毎日お祈りしていました。
そんなある日、須加という村で、光り輝く阿弥陀さまが見つかりました。
桂昌院は、すぐに江戸城へ阿弥陀さまを迎えますが、それは大きな過ちでした。
ある朝、桂昌院の目が、とつぜん見えなくなってしまいます。
名医にも治すことができず、昼夜を問わず拝み続けていると、
阿弥陀さまが桂昌院の枕元に立たれたのでした。
桂昌院は、独り占めせず、感謝して生きる心の在り方に気づきます。
【目次】