内容説明
主人公の澤島郁馬は、十代の時に神子として異世界に召喚されたことがある。その時は神子の役目をしっかり果たして一年後に元の世界へ戻ったのだが、なんと三十代になって再び同じ世界に召喚されてしまった!だが、かつての神子とは誰にも気づかれなかったうえ邪魔モノ扱いされた郁馬は、元の世界に戻されるまでの間、セルデア・サリダートという人物のもとに預けられることになる。その人物は、一度目の召喚時に郁馬を徹底的に嫌っていた人物だった―!?思わぬ邂逅に動揺する郁馬。しかしセルデアはかつての態度とは違い友好的に接してくれる。郁馬はそんなセルデアの態度の変化に戸惑いつつ距離感を計りかねていたが、とある理由から暴走し正気を失ったセルデアとたまたま遭遇したことをきっかけに、少しずつ彼との距離が縮まっていき―。アルファポリス第10回BL小説大賞大賞受賞作!!
著者等紹介
司馬犬[シバケン]
2022年、アルファポリス第10回BL小説大賞にて「三十代で再召喚されたが、誰も神子だと気付かない」が大賞を受賞。2023年、同作で出版(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あきら
10
Web既読。書籍化するんだったら、その後の話とかを付け足して、もっと厚くしてくれたらよかったのになーとは思う。ホントにくっついて終わりだもんな。両親の話も胸くそだし、この終わり方はちょっとがっかりでもある。え、まさかだけど続かないよね…?とにかく、幸せだとすぐ泣いちゃうセルデアが可愛くて好き(笑)2023/06/19
ゆー
3
思いの外良かった。最後のSSで更にセルデアの孤独が沁みて、イクマが再召喚されてつくづく良かったと感じた。気になった所はルークスのイクマへの感情が今ひとつ読み取れなかったのと、ユヅルの行末。これは想像するしかないかなぁ。あるいはスピンに期待。2023/12/31
あきら
2
再読。次巻が出た今となっては、満足の1冊。セルデアの一途な愛が切なすぎる。ツンデレすぎる攻めがイクマの前では泣き虫!イクマのメンタルの強さには恐れ入る。「化身の愛は重く、執拗で醜い」恋は苦しいばかりで嫌悪していたセルデア。でも、だからこそ彼は救われたんだよね、イクマに。神堕ち以外の方法でさ。大好きな1冊です。2024/05/18
あき
1
★★★★★2025/03/23
Y
1
意外と面白くて既刊一気に読んでしまった。主人公の親が1番可哀想な気が…行方不明になったと思ったらまた行方不明になったんだし2025/02/18
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