内容説明
記憶を失くし鎌倉の街を彷徨っていた青年が辿り着いたのは、『おもひで堂』という名の雑貨店だった。美貌の店主・南雲景に引き取られた彼は、エイトという仮初めの名をもらい、店を手伝うようになる。初めて店番を任された日、エイトはワケありの女性客と出会う。彼女は「別れた恋人からもらうはずだった、思い出の指輪が欲しい」と、不可能に思える依頼をしてくる。困惑するエイトをよそに、南雲は二つ返事で引き受けるのだが、それにはある秘密が隠されていた―アルファポリス第3回ほっこり・じんわり大賞涙じんわり賞受賞作!!
著者等紹介
深月香[ミズキカオリ]
2020年に出版デビュー。『古都鎌倉おもひで雑貨店』で、アルファポリス「第3回ほっこり・じんわり大賞」の“涙じんわり賞”受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
悠
9
おもひで堂・・・そこは、魂が大事な思い出の品を見つけるために立ち寄る不思議なお店。 記憶を無くし鎌倉の街を彷徨っていた僕が、辿り着いたのが「おもひで堂」店主 南雲景さん。 僕はなぐもさんのお店で住み込みでアルバイトをすることになる。このお店に訪れたお客様たちとの出会いの中で記憶を無くした僕が、思い出の品を思い出すまでの少し切なくで温かくて少し不思議なお話。 たのしく読ませていただきました。2024/05/30
陽ちゃん
8
記憶喪失で鎌倉の雑貨店『おもひで堂』にたどり着いたエイト(仮称)が、店主の南雲さんに拾われ?、アルバイトとして働き始めますが、お店に訪れるお客さんは訳ありの人ばかりで…。テーマは重いですが、満足してお店を出るお客さんたちの姿に救われました。因みに、気のせいかな?ラストの一文が意味深な気がするのですが、2021/12/18
ぷりたかま
4
★★★2022/02/07
ぢぢぃ
4
前向きな終わりで良かった2021/08/31
hotate_shiho
2
記憶を失って、鎌倉を彷徨っていた青年が『おもいで堂』という雑貨店に行くと、店主の景に助けられる。思い出を探してくれる雑貨店、本当に不思議で凄いなぁ。凄く面白かったです。2021/04/24
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