内容説明
今までの邪馬台国論争は間違いだらけだった―。古代史において謎とされている事象の大部分は、文献を正確にそして様々な角度から読み解くことで解消される。それは遺跡や出土物等の具体的事実、炭素１４年代測定や核ＤＮＡ等の科学的データを検証することで確認ができる。日本民族はどのように成立したのか、古代の長寿天皇は嘘なのか、空白の四世紀とはなんだったのか。考古学者が頭を抱える問題に光を照らす衝撃の一冊。
目次
『やまと』という国号
夷女・夷曲
夷と大和民族の誕生
共通する民族誕生神話
日本民族はどのように成立したのか
土蜘蛛・長髄彦
因幡の白うさぎ
魏志倭人伝の読み方
黒歯国・裸国
古代の長寿天皇
大和朝廷と呉の交流
邪馬台国の正体
大和朝廷と朝鮮半島の交流開始
空白の四世紀など存在しない
倭の五王
二つの倭国伝
大和朝廷による国内統一
その後の夷の戦いと征夷大将軍
まとめ
著者等紹介
澤田健一［サワダケンイチ］
昭和３９年（１９６４）札幌市生まれ。同志社大学工学部卒業。縄文アイヌ研究会主宰（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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清角克由
2
夷(えびす)の目線で見る古代史。目の着け処も面白いし、古代史が好きな自分には随分、面白い本だった。が大きな不満がある。固定レイアウトで作られているため、電子書籍で読むときに時のサイズが自由に変えられずめちゃくちゃ読みにくい。他の書籍に比べて、固定レイアウトにしないといけないような図鑑的な書籍でなく、魅力が半減以下。2024/02/09
