内容説明
マインドフルネスとは「今、ここ」の現実に気づき、客観視すること。ネガティブ思考を手放し、感情の平安を取り戻す方法です。個人的・社会的・世界的な危機の中にあってどう生きるか、その指針を本書はマインドフルネスから提示します。
目次
はじめに 変わり果てたこの世界にて
今こそマインドフルネス
ネガティブ思考を客観視して手放す
自己肯定感を強めるマインドフルネス
マインドフルネスの練習
マインドフルネスを日常に活かす
マインドフルネスで感染を防ぐ!
免疫力を強化するマインドフルネス
withコロナの世界を生き抜く
慈悲の瞑想
マインドフルネスで築く新しい人間関係
傾聴=大切な人が困っていたらできること
愛と慈悲の世界を実現する
おわりに 百匹目の猿
著者等紹介
藤井英雄[フジイヒデオ]
1957年神戸生まれ。鹿児島大学医学部卒業。同大学院博士課程卒業。精神科医。心のトリセツ研究所代表。マインドフルネス瞑想家および指導者。日本キネシオロジー学院顧問(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Koji Takahashi
6
《マインドフルネスでコロナ禍を恐れない!》 コロナ禍で心が荒むと免疫力が下がって感染の可能性が高くなる。 マインドフルネスで「今、ここ」を意識する、そして『慈悲の心』を持ち免疫力を上げることができる。 そのために先ず始めることは二つです。 一つ目は「マインドフルネス3秒ルール」 マインドフルネスになったと気づいたら、3秒以内に宣言して実況中継を開始する」ということです。 例)「今、犬の吠える声を聞いている」 2020/08/31
九段下古本巡り
3
出だしとして、今ここで何が起きているなわからない、気づいていない事が多いのは実感。数秒でできる日常にマインドフルネスを取り入れる方法などすぐできるが忙しいと忘れてしまう。マインドフルが広まれば、慈悲の心が広がり相手を思いやる行動が増えそう。自身の感情を客観視する事がマインドフルネスの肝であり日記で気持ちを確認し振り返る事で敵と思ってた相手もお互いに困っている状況かもしれないと慈悲の念が働く。あるがままの自分と世界の関係に気づきネガティブ思考を客観視して癒す過程を取り入れ本当に割くべき労力に集中したい2024/04/06
なりぶぅ
1
【マインドフルネス】という言葉は知っていたし、実際に仕事関係の研修で簡単ではあるが瞑想体験もしたことがある。その時は簡単に出来そうと思ったがすぐに忘れてしまった。本書はマインドフルネスの効用や取り入れる為の練習方法が解り易く示されていて手元に置きたい1冊。著者が傾聴とは「相手を理解したいと願って批判やアドバイスをせずに耳を傾けて聴くこと」でそれはすなわち愛の行為だと説く。私も仕事柄、傾聴の大切さは解っていると思っていたがまだまだでした。あとは自己肯定感を強化していくことが私に必要なことだと感じた。2020/11/20
ブラックコーヒー
0
コロナ禍そして風水害、不安定な国際情勢など不安の種は尽きない。このままでは私たちの精神(マインド)がやられてしまう。こういう心の状態を実況中継してしまうというユニークな方法でマインドフルネスを体験できることを教えてもらった本。実際にやってみると本当にいろいろな気づきがあり、今までの自分がなんだったのかがわかる。2020/09/12