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柊文庫本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
しんごろ
176
シリーズ第3弾。美音と要もちょっと距離が縮んだ感じだね。ウメさんも良かった良かった。『澪』を久しぶりに飲みたくなったよ。でも甘いんだよなあ。食前酒で飲もうかな(笑)近々、買って飲むとしよう。ヱビスのシルクも久しぶりに飲みたいけど、今は売ってないからなあ。また発売されるでしょ。その時、買って『居酒屋ぼったくり』の話を思い出しながら飲むとしよう。居酒屋のカウンターで料理を食べるのはもちろんのこと、店主を交えて常連さんと楽しい会話もいい酒の肴だよね。さあ、今夜も飲むか。宅飲みだけどね。2020/07/10
あすなろ
118
相変わらず行きたいなぁ、探したいなぁという居酒屋ぼったくり3巻。我が街の柳ヶ瀬とかくるっと回った路地にある筈なんだよな。美味い料理に意外な品もあるオススメ酒達。そして、常連達のほろりとくる、そして程良い距離感保った人情話。茹で卵で子供を叱り、節分の鬼に自らなって豆を投げつけられほろりとくる父親の話なんて堪らない日常での平凡な一幕であるがイイのである。その他の話も相変わらず積み上がって良い感じのシリーズ。まだまだ続きを読んで行きます。2020/10/04
となりのトウシロウ
80
久しぶりのこのシリーズ。美味い料理と旨い酒、店に集う人達とのふれあいを描いた短編連作集。今作で印象に残ったのは「茹で卵事件」。教育のために叱る時、何に対して怒っているのかを明確にしないと誤解を生む。そして思い出は付箋と同じというのも腑に落ちた。辛いことは上から貼って見えなくするけど、面白い事は剥がしてもう一度眺めればいい。それから美音と要はやっぱりそんな雰囲気になってきてる。まあそんな事よりも、やっぱり美味しい料理と旨い酒が一番。2024/02/10
ユメ
49
ここの暖簾をくぐると「帰ってきた」という心持ちになる。自分もこの町に住んでいて、いつものようにふらりと立ち寄った、という嬉しい錯覚。常連たちが賑やかにふざけあい、誰かが悩んでいたら皆でそれとなく相談に乗る。店主の美音も客ひとりひとりに濃やかに心を配る。「居酒屋ぼったくり」の、店名に似合わぬ温かな雰囲気が大好きだ。美音の料理は罪作りなほど美味しそうで、読んでいる自分は食せないことが切なくなる。芋煮を山形風と仙台風の両方出してくれるのも、きっとこの店ぐらいだろう。芋煮論争に端を発した女子トークにも共感しきり。2018/11/22
mr.lupin
48
シリーズ第三弾読了。今回の作品もホントに数々の美味しいそうな料理と、味わい深いたくさんの酒をしっかりと堪能する事ができて、安定の面白さだった。今回特に良かったは「冬が終わりを告げる日」の茹で卵の話。ちょっとしたボタンの掛け違い的な話だったが、常連客のプライベートな部分が垣間見れて印象的だった。居酒屋「ぼったくり」是非とも常連になってみたい。⭐⭐⭐⭐★2022/10/16
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