内容説明
十八世紀の日本に、数学や医学、天文学など最新知識を吸収、発展させた文化人がいた。また卑俗な世界観を疑い、真理を極めようとする哲学者たちも出た。今日、二十一名の自然科学ノーベル賞受賞者を輩出した源流を、この時代の人々が作ったのだ。
目次
安藤昌益(鳥たちの会話;遺影を追う;昌益の著作を覗く;「法世」を批判する)
三浦梅園(幼時の思弁;イドラと「習気」;梅園の自然観;『玄語』;『價原』『贅語』;この時代)
三枝博音(三枝ワールド逍遙;技術の哲学;三枝のヘーゲル解説;鎌倉アカデミア;突然の死 残影追慕)
著者等紹介
糸井秀夫[イトイヒデオ]
1931年生まれ。東京生まれ。川崎市公立校元教諭。教育授業論など共同執筆多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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