内容説明
アドラー心理学はスクールカウンセリングの現場でどう活用されているのか?アドラー心理学による「勇気づけ」により、学校現場が抱える諸問題の解決策を提示する。
目次
スクールカウンセリングとアドラー心理学
小学校編(小学生の「劣等感」を考える;小学校スクールカウンセラー初任者のアドラー心理学実践報告)
中学校編(思春期の混沌にスクールカウンセラーができること;アドレリアン・カウンセリング、試行錯誤)
高校編(高等学校におけるアドラー心理学のスクールカウンセリング;「早期回想」を使った女子高校生のカウンセリング)
教師・保護者との協同(保護者とのより良い関係作りのためにできること;コンサルテーションとコラボレーションにおけるアドラー心理学の活用)
著者等紹介
深沢孝之[フカサワタカユキ]
1965年山梨県生まれ。早稲田大学第一文学部心理学専修卒業。臨床心理士、臨床発達心理士、シニア・アドラーカウンセラー。現在、山梨県スクールカウンセラー、心理臨床オフィス・ルーエ代表等。他に地域活動として山梨県臨床心理士会副会長、山梨県学校臨床心理士委員会委員長、全日本柔拳連盟甲府支部長(気功法、中国武術の指導)を務めている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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八雲
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アドラー心理学がいま静かなブームになっていますが、アルフレッド・アドラーの功績だけでなく、ずっとアドラー心理学を学ばれきた人々の努力が実を結んでいるのだと思います。本書はスクールカウンセリングに絞っていて、読みやすく学校関係者は非常に勉強になる内容だと思います。課題の分離や横の関係、勇気づけなどアドラー心理学には教育に使える考えが多いので、これから教育現場をテーマにしたアドラー心理学という視点ももっと登場してくるだろうと思います。教育現場におられる方、目指されている方ぜひ手に取ってみてください。2016/01/30