出版社内容情報
外国語大学の学生と指導教官の対話形式を通じて、英語的な発想の根本的な理解を促す動詞の「時制」の特徴を解説する。
宗宮喜代子[ソウミヤキヨコ]
著・文・その他
糸川 健[イトカワタケル]
著・文・その他
野元裕樹[ノモトヒロキ]
著・文・その他
内容説明
外国語大学の学生である健斗と指導教官の高橋先生の対話を通じて、英語の動詞の「時制」がまるごと・根こそぎ理解できる1冊。
目次
第1部 時制と相(「未来時制」のない英語―現在時制と過去時制が織りなす時間;「時制」ではない完了形・進行形―相によって異なる事態の捉え方;途中の状態を表す進行相)
第2部 法と時制(非現実へと誘う仮定法;現実以外も表す直説法;願いを届ける命令法)
著者等紹介
宗宮喜代子[ソウミヤキヨコ]
東京外国語大学名誉教授、岐阜聖徳学園大学名誉教授。最終学歴:オハイオ州立大学大学院修士課程修了、M.A.、東京外国語大学大学院修士課程修了、文学修士
糸川健[イトカワタケル]
最終学歴:東京外国語大学大学院博士前期課程修了、言語学修士
野元裕樹[ノモトヒロキ]
東京外国語大学大学院総合国際学研究院准教授。最終学歴:ミネソタ大学大学院博士課程修了、Ph.D.(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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南北
4
英文法の動詞の時制や法・相について、先生と学生との対話形式で書かれた本です。わかりやすく書かれていると思いますが、ところどころ疑問点もあります。例えば現在時制を「終わっていない時間」といっていますが、それでは現在完了は完了という「終わった時間」と「終わっていない時間」の組み合わせということになり、わけがわからなくなります。また、直説法を「事態を「事実」と思っている」としながらも仮定法を「想念」を表すとしているので、「事態を「事実」と思っている以外のすべて」としないとわかりにくいのではないかと思います。2018/12/07