内容説明
十数年前、浮遊都市ノーヴァス・アイテルを襲った災害、『大崩落』。突如発生した地震とともに都市の一角が浮力を失い、数千とも言われる人々の命が混沌の大地へと吸い込まれていった。居住区画の一部は辛うじて崩落をまぬがれたが、大きく沈降し、絶壁により他の区画から隔離されてしまう。やがて食料不足に端を発する無秩序状態から、そこは次第に貧困・売春・暴力が支配する街となっていった。『牢獄』と称される区画の誕生である。そして現在。牢獄を取り仕切る非合法組織『不蝕金鎖』の依頼で行方不明の馬車を捜していたカイムは、馬車の被害現場で体から謎の光を放つ少女に出会う。その光は、かつてカイムが大崩落の時に見た『終わりの夕焼け』と同じ輝きだった…。
著者等紹介
オーガスト[オーガスト]
2002年『バイナリィ・ポット』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ジム
2
原作のように細かい場面まで描かれていなかったけど面白かった。個人的には結ばれた後の仲間からの祝福される場面が好きなのでその場面がなかったのが少々残念。ゲームをもう一度プレイしたくなった。フィオネは相変わらず可愛い。2013/07/06
やひ
2
最後にとってつけたように、しかもifでエロが入る感じです。この形式はさておき面白かったとは思います2012/12/12
なみな
2
七時間ぐらいで読み切りました! フィオネ男気溢れてて格好良かったです。そして、剣を持つ者であったからこその残酷な結末でした