内容説明
滅法こわい話、都市“恐怖”伝説を満載!アメリカ「都市伝説」研究のオーソリティの『消えるヒッチハイカー』とならぶ代表作。口伝えとメディアによって伝播するストーリー性のあるうわさ話。都市伝説、その実例と解読。
目次
1 「のどをつまらせたドーベルマン」とその原型
2 車とRVにまつわる伝説をさらに
3 怖い話をさらに
4 恐ろしい汚染の話をさらに
5 セックス・スキャンダル
6 情報源としてのメディアとビジネスにまつわる伝説
7 本当に、全く真新しい本物の都市伝説
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
時雨
1
『消えるヒッチハイカー』に続くシリーズ第2作。現代米国社会でまことしやかに囁かれる口承、いわゆる「都市伝説」を収録。犬にまつわる都市伝説を取り上げる第1章では、侵入者の指を食い千切って喉に詰まらせた番犬の話が、そのモチーフを中世の伝承、果てはそれ以前まで遡ることができるという分析が興味深かった。個人的に印象に残ったのは、第6章のP&G社のロゴマークに関する都市伝説と、その噂を駆逐しようとする同社の闘いのくだり。噂に大騒ぎするのは後ろ暗いことがある証拠だ、なんてことを言う人はどこの国にもいるものなんだなあ。2019/12/14
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