内容説明
アメリカの歩みを訪ねながら、お菓子文化をひもとく、エッセイ&レシピ集。
目次
フロリダ―コロンブスの野望
バージニア―はじめての入植
ニューイングランド1―ピューリタンと感謝祭
ニューイングランド2―イギリスからの独立運動
イギリス対アメリカ―独立戦争とお菓子文化
大統領―ホワイトハウスの変遷
ダッチカントリー―アーミッシュの暮らし
ニューヨーク―ユダヤ人の食文化
中西部―ジョニー・アップルシードとりんごの木
イタリア系移民―イタリア料理の広がり〔ほか〕
著者等紹介
西脇千賀子[ニシワキチカコ]
食卓文化史&洋菓子研究家。ヨーロッパ、アメリカ、日本で、製菓、テーブルセッティング、シュガーデコレーション、マナー、歴史学などを30年間にわたり学ぶ。アメリカには5年間滞在。「食と歴史文化、人々の暮らし」を軸に、女性が知的で元気になる授業や講演を行なっている。今田美奈子食卓芸術サロン講師。現在、愛知県でアカデミックサロン「CAKE STUDIO “N”」を主宰(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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くさてる
9
食文化の面からみたアメリカ建国の歴史が分かりやすく語られています。写真も多くレシピも掲載されています。スイーツだけでなく、料理やお酒などのし好品についても知ることが出来ます。こういう本では珍しいと思いますが、日本人移民の苦難の歴史についても触れられていて、その部分は読んでいて胸が苦しくなりました。2014/06/24
猫
1
アメリカの歴史と、その時代時代を彩ったスイーツの話。写真も綺麗で美味しそうだけど、たくさんの人種が混ざり合って重ねられた歴史が興味深かった。
かほ
1
『食文化や食品流通の経緯からみる、アメリカ建国の歴史』って感じの本でした。美味しそうなお菓子になぞって解説してあるので、非常に楽しく読みやすかったです。2013/03/12
あらたま
0
再読。フルカラーで飾り付けは綺麗だし情報も豊富。イギリス対アメリカでスコーンと(KFCみたいな)ビスケットを対比させたり、サンクスギビング、ジョニー・アップルシードの逸話、黒人奴隷やユダヤ・イタリア・日本etc.移民の持ち込んだ食文化、大統領の好きなケーキなど、食文化の折り重なるアメリカの歴史が見えてくる。2012/09/03