著者等紹介
富士元寿彦[フジモトトシヒコ]
1953年北海道幌延町生まれ。幼い頃からの動物好きが高じて1976年ネイチャーフォトカメラマンとして独立する。サロベツ原野を中心に北海道の鳥、動物をはじめ植物に至るまで多岐に渡る被写体をファインダーに納める。自然科学雑誌や児童書、図鑑などに作品を発表し続け現在に至る。1982年厚生省児童福祉文化奨励賞受賞。1987年平凡社準アニマ賞受賞。(社)日本写真協会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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やすらぎ
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黄色い花の絨毯の隙間から、雪解けを待っていた水芭蕉が咲いている。春風を枯木の上で感じながら、今日はどこへ行こうかと考えているのかな。枝を行ったり来たりして、頬袋にいっぱい美味しいものを詰め込んで、ちょっぴり入れすぎてはみ出てしまって、慌てている仕草が可愛い。この花はなんていうの。なんでこんなにきれいなの。そんな写真もある。小さなシマリスが赤いハマナスの実に夢中になっている先には、大空に架かる虹の橋。食べすぎて眠くなってきたね。目の前ではしゃいでいる生きものに癒される。富士元寿彦さん、北海道ポケット写真集。2023/08/16
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