内容説明
“戦争の世紀”が胸に蘇る新「二都物語」。横須賀とベルリン―それはそれぞれに太平洋戦争と東西冷戦のひとつの核心をなす舞台であり、“戦争の世紀”20世紀を象徴する都市であった。海軍軍人の父を持ち、少年時代に軍都横須賀で、そして留学時代に分断都市ベルリンで、「いくさの響き」をつぶさに見聞した著者による、臨場感あふれる回想記であると共に、一研究者としての視線に貫かれたユニークな現代史断章。
目次
第1部 いくさの街に育ちて(富士山;愚直な勤勉さ;海軍志願;海兵団入団 ほか)
第2部 外つ国で聞くいくさの響き(分断都市ベルリン;壁による分断;奇跡の復興;東欧の優等生 ほか)
著者等紹介
潮木守一[ウシオギモリカズ]
桜美林大学大学院国際学研究科招聘教授。1934年神奈川県横須賀市生まれ、1957年東京大学教育学部教育学科卒業、1957年東京大学助手、東京学芸大学専任講師、名古屋大学教育学部助教授、同教授、同学部長、名古屋大学大学院国際開発研究科教授、名古屋大学附属図書館長など経て、現職にいたる。この間、文部省中央教育審議会専門委員、経済企画庁国民生活審議会委員、文部省大学設置審議会専門委員、大学基準協会基準委員、文部省大学審議会特別委員、ユネスコ国内委員会委員、日本学術会議会員、国際協力事業団ベトナム初等教育整備計画国内支援委員会委員長などを歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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