出版社内容情報
海音寺 潮五郎[カイオンジ チョウゴロウ]
著・文・その他
司馬 遼太郎[シバ リョウタロウ]
著・文・その他
内容説明
青年を愛した長州、薩摩急旋回の因など、維新へ向けての諸藩の動静。勝海舟、西郷隆盛、島津斉彬、吉田松陰、大久保利通など傑物たちの人物と思想。幕府の善政、尊王攘夷と危機意識、日本人の潜在秩序、維新の二つの功績、封建の土壌の功罪等々―歴史文学の巨匠二人が博識を駆使して“日本人とは何か”を考察した快著。
目次
封建の土壌
イデオロギーと術
天皇制とはなにか
産業革命と危機意識
西郷と大久保
日本人の意識の底
幕末のエネルギー
言語感覚の特異性
著者等紹介
海音寺潮五郎[カイオンジチョウゴロウ]
1901年鹿児島県生まれ。國學院大學高等師範部卒。中学校の教師を務めながら執筆を開始。’36年『天正女合戦』『武道伝来記』で直木賞を受賞する。その後、菊池寛賞、NHK放送文化賞、日本芸術院賞などに輝く。紫綬褒章を受章、文化功労者に選出されたが、’77年76歳で他界した
司馬遼太郎[シバリョウタロウ]
1923年大阪市生まれ。大阪外国語学校蒙古語科卒。産経新聞社勤務中から歴史小説の執筆を始め、’56年「ペルシャの幻術師」で講談倶楽部賞を受賞する。その後、直木賞、菊池寛賞、吉川英治文学賞、読売文学賞、大佛次郎賞などに輝く。’93年文化勲章を受章したが、’96年72歳で他界した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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