内容説明
これは、日記という衣装を纏った時事批評だ。戦争の傷痕を背負いつつ20世紀の坂を登りきった老年の、穏やかだが鋭く揺れ動く心の振幅が見事に表出されている。
目次
一九九五年(平成七年)
一九九六年(平成八年)
一九九七年(平成九年)
一九九八年(平成十年)
一九九九年(平成十一年)
二〇〇〇年(平成十二年)
著者等紹介
小杉衆一[コスギシュウイチ]
昭和3年9月、東京港区芝に生まれる。昭和20年4月、海軍特別幹部練習生として武山海兵団へ入団。終戦まで横須賀海軍警備隊隊員として平塚実習部隊勤務。このときB29の焼夷弾で左腕を失う。昭和25年3月、明治大学法科専門部を卒業。昭和60年3月、東京都主税局を退職。その間、都内の各都税事務所を歴任。現在、フリー・エッセイストとして執筆活動中。横浜市神奈川区在住
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