内容説明
本書は、序説でジンメルの社会学理論が特にわが国の社会学界においてなぜ正しく理解されなかったかを説明し、次にジンメルの社会学理論の展開をやや詳しく辿り、さらにジンメルにたいする最近の欧米の評価の一端の紹介、現在も一部に影響の残っているジンメルの理論についてのウェーバーの批判の検討と続く。
目次
序説 社会学者としてのG.ジンメルについて
G.ジンメルにおける“形式社会学”から純粋社会学へ
G.ジンメルの都市論について
G.ジンメルとM.ウェーバー―わが国の社会学界への受容について
ジンメル社会学への誘い