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リリ・ヤーンの手紙

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  • サイズ A5判/ページ数 468,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784431710264
  • NDC分類 289.3
  • Cコード C0023

内容説明

アーリア人医師と結婚。五人の子をなし、夫の背信により離婚。その結果強制収容所で死んだユダヤ人女医の家族愛、誠実と希望、死を書簡で再現した稀少な記録。

目次

ケルンのあるユダヤ人一家(私たちが大はしゃぎしているところ―リリの生家、子供時代、青春;アマデ、私たちはこれからどうなるんでしょう?―恋の喜びと苦悩 ほか)
インメンハウゼンでの迫害の歳月(私のことを心配してくださって、胸が一杯です―若い家族;ひどいことがありました―ナチスが政権を掌握する ほか)
カッセルへの追放(耐え難い別れ―リリと子供たちはインメンハウゼンを追われる;新たな煉獄―ゲシュタポに逮捕される)
ブライテナウ労働教育収容所にて(パンを少しと塩も少し―『施設』での飢えと寒さ;ますますみんなに会いたくて辛くなるのよ!―リリは秘密裡に子供たちに手紙を出す ほか)
アウシュヴィッツでの死(まだまだ頑張るわ―東への移送;わたしの想いはいつもあなたがたと共にあります―強制収容所での最後の数ヵ月)

著者等紹介

デリー,マルティン[デリー,マルティン][Doerry,Martin]
1955年生まれ。南ドイツ放送記者を経て、現在ドイツの週刊評論誌「シュピーゲル」の副編集長

山下公子[ヤマシタキミコ]
本名村上公子。1952年高松市生まれ。1975年上智大学外国語学部ドイツ語学科卒業。1980年東京大学大学院人文科学研究科独語独文学専攻博士課程中途退学。富山国際大学を経て2001年から早稲田大学人間科学部教授。専門はドイツ地域論

泉晶子[イズミアキコ]
上智大学外国語学部ドイツ語学科卒業、ケルン大学に留学。現在、フリーのドイツ語翻訳・通訳者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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mizuha

9
【アンネとお茶を】ホロコーストの犠牲どなった女医リリ・ヤーンと、大好きな母に手紙を送り続けた子供たちの愛情溢れる姿と共に、戦時下のドイツ社会を伝えている。自由にとはいかないまでも、手紙や小包が届くというのは不思議な気がするが、友人の兄がゲシュタポにいるという幸運によるらしい。そして手紙を保管していたのもこの人物のようだ。労働教育収容所に6ヶ月、その後アウシュビッツに移送されて3ヶ月で死亡。死因は不明。また、リリの友人ロッテの父が、孫のペーターに宛てた手紙に深く感銘を受けた。まだまだ知らない事がある。2014/03/12

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