内容説明
離散幾何学の研究対象は、詰め込みと被覆、タイル張りと結晶、極値条件を満たす点や直線の配置など、広範多岐にわたっている。多くの優れた研究成果とともに、未解決問題も数多く生まれている。本書は、離散幾何学のほぼ全分野にわたって、重要な未解決問題を網羅したものであり、さらにそれらが生まれた経緯も詳述されているので、離散幾何学の全貌を把握することができる。
目次
定義と記号
詰め込みと被覆の密度に関する問題
詰め込みと被覆の構造問題
相似コピーによる詰め込みと被覆
タイリングの問題
距離問題
繰り返される部分配置の問題
結合と配置の問題
一般の位置にある点の問題
グラフの描画と幾何学的グラフ〔ほか〕