人は口から死んでいく―人生100年時代を健康に生きるコツ!

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  • サイズ B6判/ページ数 221p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784426124267
  • NDC分類 497
  • Cコード C0047

出版社内容情報

咬み合わせの名医が教える
歯、口、舌の、こわいけれども
本当にあなたの役に立つ話口の中は、「小さな地球」。
この環境を大切にすれば
あなたの人生は
大きく変わります。

咬み合わせの名医が教える
歯、口、舌の、こわいけれども
本当にあなたの役に立つ話。


◆本書「はじめに」より抜粋

?口の中は小さな地球だ! ?

これが頭にひらめいたときの喜びは、今でもよく覚えています。

実は、私はもともと普通の歯科医でした。
世界で活躍する、あこがれの先輩たちを見て、西洋医学の世界で活躍することを目標に、研鑽を積んでまいりました。
その結果、西洋医学で一番実証されていない、?歯の咬み合わせ?というものを解明したくて、整体治療や気功などいろいろやってみたのです。
しかし、同時に解剖学・生理学・微生物学の勉強も始めました。
?人間?というものを、いろいろな角度から見つめなおしてみたかったからです。
1993年から1997年ごろのことです。
今はまた、二度目の基礎系の勉強時期ですが、これは医師の先生に、歯科をわかってもらうために始めました。
それがまとまることによって、今回ようやく、読者のみなさんに、新しい歯科の概念をお伝えすることができるのは、無上の喜びです。
この本は、歯および歯科の知識が、スッキリまとまるように心がけました。
内容はすべて、生理学・解剖学・微生物学の基礎知識に基づいて書かれています。

もともと、口の中は、体から独立したものではありません。
体と一体化したものなのです。
我々が母親の胎内でいた時に、単細胞から魚になり、人間になるまでの10億年の進化を十月十日で仕上げます。
その魚の時代には?えら?があります。
それを鰓弓といいますが、その鰓弓の4つの神経が、我々の顎や顔を作っています。

また、口の中は?体の外?ですが、歯はそれを突き破って生えています。
こんな組織は、体の中で?歯?だけです。
また、本文でも出てきますが、口の中である小さな地球には、?唾液の海?があります。
その中には、?歯の山脈?があります。
その中の住人である、?微生物?は、一体どんな生活をしているのでしょうか?
私自身、その奥深さに興味は尽きることがないのです。

近頃は、ようやく医科歯科連携が前進し、心筋梗塞の患者さんには、オペの前には「必ずお口のケアを歯医者さんでするように」と主治医の先生が伝えてくれます。
これも20年前を考えると、嬉しくもあり、また隔世の感もありますが、今後は「舌ストレス」による、不定愁訴において、医科歯科の連携が取れるように、今後「舌」の大切さを広めていきたいと思います。

この本を通じて、患者さんの皆さんのみならず、歯科医師の先生方、医師の先生方も、「体の中の歯科」の理解の一助になれば、幸甚です。

安藤 正之[アンドウ マサユキ]
著・文・その他

内容説明

咬み合わせの名医が教える歯、口、舌のこわい話。

目次

第1章 今、あなたの口の中で起こっていること
第2章 歯科医も教えてくれなかったお口の中の本当にこわい話
第3章 どうしても知っておきたい歯周病と虫歯の違い
第4章 アレルギーも口の中から!
第5章 舌を見ないものは、舌で死ぬ
第6章 ほうっておけない現代病、ドライマウス
第7章 健康で長生きするために今日から始めたい10のこと

著者等紹介

安藤正之[アンドウマサユキ]
牙道庵・安藤僚。1959年香川県生まれ。1987年東京歯科大学卒業。1989年安藤歯科クリニックを東中野に開院。同年スウェーデン、イエテボリ大学・ブローネマルククリニックにてインプラントの研修を受講。1990年「咬み合わせと全身の関係」の研究を独自に始める。1996年東京歯科大学の専攻生として、微生物・生理学・解剖学・生化学などの基礎研究を開始。咬み合わせと全身の関係について、アカデミックな面からの解明を試みる。1997年医療法人社団健幸会設立。2007年千葉工業大学・大川茂樹教授とともに、「歯と音声の研究会」を立ち上げる。2009年9月17日、日本音響学会において、「咬み合わせ治療の発声への影響」のタイトルで日本音響学会に研究発表(2015年6月現在、7回の発表実績)。現在、東京歯科大学生理学講座に専攻生として在籍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

凌🔥年300冊の読書家🔥

5
口内健康的な本、3冊読んで共通項としては 口内は、神経も近く、かなり繊細 ゆえに、口内の菌は身体にも入りやすく 口内で最近が増殖していると身体中で悪さをする。 食べカスなどは1日で歯垢になって取りにくい できれば毎回、少なくとも夜には入念に。 夜は寝てるときに唾液が減るので丁寧に。 デンタルフロスや歯間ブラシも使うといい。 噛む回数が減ると唾液も減って菌の繁殖が進む。 2019/05/22

うさっぴ

4
歯と歯科の知識について、分かりやすくまとめられた本。著者は歯科医師・安藤正之さん。生理学・解剖学・微生物学の基礎知識に基づいて書かれています。健康で長生きするためには…①あらゆる不調の種となる肥満はできるだけ早く解消する。②1日1回、夜寝る前だけは時間をかけて歯磨きをする。③3か月に1回は歯医者さんでメンテナンスをする。2021/10/15

アヴィ

2
つい最近までの常識が、あっという間に非常識になってしまうのが健康情報。更にたちが悪いのは、一度悪いとされたものが一周回って再評価されたりと、何を信じるべきかわからなくなること。やはり、本書のように基本に立ち返り歯磨きの重要性を説いてくれるのが大事かもですね。2024/10/20

kazarin

2
再び歯磨きの大切さを感じているので、タイミングよく見つけて読んでみた。例え話が上手い。ものすごく考えて書いた本だと思う。2019/06/24

椿油

0
歯にくっつくガムは、噛み合わせが狂う行為でダメなんですね。知りませんでした。2023/11/10

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