内容説明
スジ屋ってなに?ダイヤはどうやって作るの?日本はいつから定時運行なの?電車が遅れたらどうやって時刻表通りに戻すの?日頃利用していて不思議に感じる鉄道運行の仕組みをわかりやすく解説。
目次
1 はじめに
2 鉄道というシステム
3 遅れないダイヤを作る
4 遅れないように運転する
5 遅れたダイヤを回復する
6 将来の鉄道―サイバーレールとデマンド指向輸送
著者等紹介
富井規雄[トミイノリオ]
昭和53年京都大学大学院工学研究科情報工学専攻修了。同年、日本国有鉄道入社。本社運転局、東京システム開発工事局等を経て、昭和62年より(財)鉄道総合技術研究所。同所輸送情報技術研究部運転システム研究室長。専門は、鉄道のスケジューリングアルゴリズム。京都大学博士(情報学)。電気通信大学大学院客員助教授(情報システム学研究科)。(社)日本鉄道運転協会理事
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
かのこ
1
マニアックーー!(笑)2016/08/21
kenwatan
0
本格的な本。 列車の手配だけでない、 運転士も確保して初めて列車は運行できる そんな 話。 どこで時間がかかるかというのも明確に。2016/03/25
がくた
0
列車ダイヤの何が難しいのかが良く分からなかったのが、クリアになった。2011/08/07
kozawa
0
中の人の苦労、よくわかります。2010/04/19
ぎんりん
0
時刻表通り、数えきれない数の車両と、もっと数えきれない人数の運転士や車掌がルール通りに乗り込んで列車が動き続ける複雑な「パズル」の仕組みを説いた本。パズルの作成段階(時刻表通り)と、事故などの遅れを取り戻す苦労がよくわかる。初心者や一般人にも平易で読みやすい文体ではあり、知っていれば遅れた電車の中でイライラするレベルも下がると思うし、鉄道マニアでなくても、複雑な勤務シフトを組む係なんかをしていればそれなりに共感しながら読めそうだが、小説のような物語ではないので、まったく興味がない人にはやっぱり苦痛かも。2018/11/26