現象学的研究への入門〈第2部門〉講義(1919‐44)

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  • サイズ A5判/ページ数 350,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784423196359
  • NDC分類 134.9
  • Cコード C3310

出版社内容情報

本書は、1923・24年冬学期のマールブルク大学での最初の講義であり、フッサールの許から離れて、フッサールから独立した最初の講義である。デカルトに遡っての考察は、デカルトの後継者を自負するフッサールへの鋭い批判となり、デカルトからトマスへ、アリストテレスへと展開する。Einfuehrung in die phaenomenogische Forschung,1994

目次

第1部 アリストテレスにおけるファイノメノンとロゴス、フッサールによる現象学の自己解釈(アリストテレスへ遡っての「現象学」という表現の解明;フッサールによる自己解釈での今日の現象学)
第2部 デカルトと彼を規定しているスコラ学的有論とへの回帰(これまで行われてきたことを回想する仕方での、デカルトへの回帰についての了解;デカルト。認識された認識への関心の開示的有の如何にと何;偽と真のデカルトによる規定 ほか)
第3部 現有の明示としての有の問いの怠りの立証(確実性の関心によっての、思考スルモノの特種な有への問いの遮り;思考スルモノの確実有へのデカルトによる問いの提起とフッサールの現象学の主題的領野としての意識の有性格の無規定;現象学の主題的領野に対しての有の問いのフッサールによるより根源的な怠りと現有をそれの有について見かつ説明するという課題)

著者等紹介

加藤精司[カトウセイシ]
1931年北海道に生まれる。北海道大学理学部数学科、文学部哲学科卒業。現在、北海道大学名誉教授、北海道浅井学園大学(北海道女子大学改称)教授

ハルダー,アロイス[ハルダー,アロイス][Halder,Alois]
1928年生まれ。フライブルク大学で哲学、ドイツ文学、芸術史を学ぶ。1955年学位取得。現在、アウグスブルク大学哲学史講座教授。哲学年報共編者
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