出版社内容情報
【解説】
詩と童謡誰もが一度は口ずさんだことのある詩(童謡)「ぞうさん」「木」「つけもののおもし」等の作者まど・みちおの作品と創作活動の根源にあるコスモロジーに迫り,本質を見いだす。
内容説明
「ぞうさん」「一ねんせいになったら」の作詞者まどみちおの詩人としての活動は、『コドモノクニ』に投稿した「雨ふれば」「ランタナの籬」の入選に始まった。まどの内包する独自のコスモロジーを深く探る。
目次
第1章 詩作への旅立ち
第2章 『昆虫列車』における「娯楽性」の主張
第3章 「ぞうさん」の内包する現代性
第4章 児童文学の詩史を変えるコスモロジー
第5章 心を解放する笑い
第6章 “在ること”の根源を見つめる知
第7章 絵画―無意識の基層から現れるもの
第8章 原風景―自然・神・戦争
第9章 文学散歩地図―徳山市と台北市
第10章 年譜と家系図