内容説明
四間飛車の天敵は、居飛車穴熊である。その天敵を堂々と壮快に打ち負かせ!序・中・終盤ともに、振り飛車らしい戦い方とさばきを中心に解説した。先手番・後手番どちらでも対応できる、四間飛車党待望の必殺本。
目次
第1章 先手四間飛車「浮き飛車」編
第2章 後手四間飛車「後手4四銀型」編
著者等紹介
鈴木大介[スズキダイスケ]
昭和49年東京都町田市に生まれる。61年6級で大内延介九段の門下に入る。平成6年四段。7年第8期「竜王戦」6組優勝。8年第15回「早指し新鋭戦」優勝。9年五段。平成8年度「新人賞・勝率賞・連勝賞」獲得。第16回「早指し新鋭戦」準優勝。11年六段。第12期「竜王戦」挑戦者。第49回「NHK杯」優勝。14年七段。15年八段
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感想・レビュー
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あなあき
1
自分は居飛車も振り飛車も両方やる「無節操なヤツ」なのだが、相手がフツウに居飛車で指してきた場合、四間飛車に構えることが圧倒的に多い。で、ここのところ穴熊に組まれることが多くなってきていた。『ホントに勝てる四間飛車』(先崎学・著)に大体の手順は載っていて、ソレを元に自己流であれこれやっていたんだけれども、どうも限界が……というわけで本書を購入してみた。著者の本は初めてだったが、ホントにタイトル通りの内容で思わず笑ってしまうほど。振り飛車らしく「捌き中心の指し方」で居飛車穴熊に対抗する方法を、解りやすく展開。2014/06/06
STA
1
藤井システムによらない居飛車穴熊との戦い方指南書。 先手の浮き飛車、後手の△4四銀形を扱っている。 適当すぎとか、大雑把すぎとか、評判の悪い著者であるが、ヘボ将棋の私には狙い筋をわかりやすく説明してくれるいい本だった。 ……勝てるかどうかはまた別問題w 終盤まで収録してあるのだが、「大駒を切って要所の金銀を削るほうが得」という感覚はこの本ではじめて学べた気がする。2011/05/01
ロタ
0
創元社×鈴木大介九段なので必然ではあるがざっと見ただけでも居飛車側の駒組みに疑問がある。具体的には不用意に△1二香と穴を掘っている。振り飛車側の狙い筋、攻め筋確認に良い本だろう。居飛車党としてはこうなってはいけない。創元社×鈴木大介九段ということで伝説の「これにて振り飛車よし」の登場を期待したのだが残念ながら叶わなかった。2019/08/18