出版社内容情報
古代から数学者は「紙と鉛筆」を使って数学の世界を切り拓いてきた。ピタゴラスの定理とも呼ばれるX2+y2=Z2は、彼が発見した定理ではない。しかし彼は直感と論理にしたがい、それが正しいことを「証明」したのだ。その後もフェルマー、ワイルズ、フィボナッチ、ニュートン、オイラーなどによる数学的発見がつづく。これらはすべて先駆者たちのひらめきの上に築かれたものだ。50の偉大な発見で見る壮大なヒストリー。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
TITO
10
面白い話が沢山詰まった数学の逸話集でした。時代を追って数学者や数学の発見が解説されているので当然だんだん難しくなって行ってフーリエくらいまでは精読したけど後はついて行けなくて流し読みに。2020/12/08
gokuri
5
(大半の読者もそうだと思いますが)興味深い歴史、エピソードが満載な一方、じわじわとテーマが難しくなっていき、イメージすらできなくなっていく自分が悲しい。 テーマごと有名な理論の名前や学者の名前がでると、聞いたことがあるのに、その中身や業績を全くといっていいほど理解できていないのだ。でも、きれいなイラストや図形、模型の挿絵だけでも十分満足感が得られて、こういく読書も悪くない。2023/03/26
マイアミ
5
★★★ 数学の歴史と発展と基本の理論について知ることができる本だった。私の数学脳で理解できたのは1600年代くらいまでで、それ以降は半分くらいしか理解できなかったが、人類の知的好奇心が知識を積み重ねてきたのだなと歓心した。名前だけは知っていたが、例えばそれこそフィボナッチやラグランジュのような、何をしたのかわからないような数学者たちの業績を知ることができた。ナイチンゲールが数学者として紹介されていて驚いたが、彼女が医療に統計学を持ち込んだことで公衆衛生の改革が推し進められたようだ。2021/02/27
やま
2
個々の記事は簡潔で読みやすい。しかし理解しやすいかとなると話は別。数学に憧れはあるが難しい。2020/11/19
モンジー
1
数学の歴史が書いてある。後半は飛ばし読み。2023/02/11