出版社内容情報
シリーズ「あいだで考える」
不確かな時代を共に生きていくために必要な
「自ら考える力」
「他者と対話する力」
「遠い世界を想像する力」
を養う多様な視点を提供する、
10代以上すべての人のための人文書のシリーズ。
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「『大人になる』ってどういうこと?」「私、何歳になっても『大人になった』気がしない」──いま、子どもと大人の境界はますます曖昧になっている。本書では、子どもにも大人にもハマれないまま生きてきた著者が、自らの内なる「子どもと大人のあいだ」を見つめ、そこにうごめく性と暴力、死への衝動や生きることへのあがきを正直に、時に飄々と描く。そして幼少時から周囲の求める「○○らしさ」と闘い、やがてフェミニズムとキリスト教に出会い、言葉と思想を獲得してきたプロセスを語りだす。子ども/大人の二分法を超えて、「ひと」のありようを問う1冊。(装画:ミロコマチコ)
内容説明
幼少時からの絶望、性、自己否定と生へのあがきを見つめ「ことば」と「思想」を得てきた過程を語りだす―。子どもにも大人にもハマれない「変なイキモノ」たる私。10代以上すべての人に。
目次
1章 6月は絶望の月(大人になることへの絶望、大人であることへの絶望;HAPPY BIRTHDAY SIXTEEN)
2章 「子ども」にハマれない(子どもらしくない子ども;フィクションの中の子ども;ダンゴムシへの共感)
間奏曲 「子どもを書く」ということ
3章 「子ども」の私のセクシュアリティと自己否定(性の欲望と恥を秘めた幼稚園時代;『My Birthday』と不安;否定が内側に入りこむ;暴力と私)
4章 …まま、生きてます。(持って生まれたフェミニズム;正直であること・疑問を持つこと;私にとっての信仰;ダンゴムシ時々エビになる)
著者等紹介
栗田隆子[クリタリュウコ]
1973年神奈川県生まれ。文筆家。大阪大学大学院で哲学を学び、シモーヌ・ヴェイユを研究。その後、非正規労働者として働きながら女性の貧困や労働問題の解決に向けたアクションを行うグループやネットワークにかかわる。現在は新聞・雑誌などでの執筆を中心に活動(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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