出版社内容情報
今にも壊れそうな家族のもとに押し入ってきた凶悪逃亡犯。
ひょんな偶然で犯人に見つからなかった8歳の末っ子は、家族の命を救うべく、何とかしてこの状況を外に伝えようとするが……
事件はすべてリビングで起こる!
一気読み必至!緊迫のホームサスペンス!
内容説明
今にも壊れそうな家族のもとに押し入ってきた凶悪逃亡犯。ひょんな偶然で犯人に見つからなかった8歳の末っ子は、家族の命を救うべく、何とかしてこの状況を外に伝えようとするが…マイホームが限界状況と化す!一気読み必至!緊迫のホームサスペンス!
著者等紹介
建倉圭介[タテクラケイスケ]
1952年生まれ。’97年『クラッカー』でデビュー。2006年に刊行した『デッドライン』が「このミステリーがすごい!」でベストテンにランクイン、大薮春彦賞候補となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ゆみねこ
79
建倉圭介さん、初読み。人ひとりを射殺し逃亡中の犯人がとある家に逃げ込んだ。その家は崩壊寸前、強権的な父親、身勝手な夫に愛想を尽かし不倫している母親、進路を強制され父への憎しみで一杯の長男、不仲な両親のもとから逃げようとしている長女。4人が拘束され、8歳の末っ子だけが見つからなかった。さあどうする末っ子?最後まで読むスピードが止まらず一気読み。逃亡犯の思惑と共犯者にビックリ!この家族が上手く再生できるのか?ラストはちょっと希望があり良かった。末っ子の活躍、ホームアローンみたい😆2025/06/14
yukaring
74
ある家に逃亡中の殺人犯が逃げ込み、立て籠る。母親、息子、娘が次々と捕まり拘束されるが8歳の次男のみ押し入れに隠れて男の目を逃れる。幼い彼に家族の命を救うことはできるのか?まるでホームアローンのサスペンスバージョン。拘束した家族たちを言葉と暴力でいたぶる犯人。何か思惑がありそうな男と実は崩壊寸前の家族たち。エリートで横暴な父を恨む長男、夫に嫌気が差した妻、そんな両親を嫌う長女の回想シーンと緊迫する現在、そして家族を救うべく知恵を練る8歳の少年。マイホームが地獄と化すハラハラドキドキのサスペンスだった。2025/06/04
Ikutan
46
合田家は家庭崩壊寸前。高級官僚の父親は封建的で家族を支配し、浮気を繰り返す夫に反発する母親は不倫にはしる。高圧的な父親に反発する引きこもりの長男は父親殺害計画を立て、高校生の長女は妊娠し駆け落ちを企てていた。そんな合田家に殺人犯が転がり込んできて、次々家族を拘束していく。唯一犯人に見つからなかった臆病で弱虫の8歳の末っ子が、家族を救出しようと奮闘するのだが…。バラバラだった家族が協力していく後半はハラハラドキドキ。トカゲ3号がいい仕事している。犯人の動機と真相、意外な黒幕にびっくり。さて、合田家の未来は…2025/08/01
ダミアン4号
38
裕福だが崩壊寸前の家族…エリート官僚の夫は浮気を繰り返し、妻も夫の不実を謗りながら不倫に走る。長男(浪人)は父の圧力に耐え兼ね殺害を計画し、長女(高3)は恋人の子を宿した事で家出するつもりでいる。そして次男(小3)は臆病な性格で幼さが目立つ。近所で拳銃を使った殺傷事件が発生。侵入した犯人が家族を拉致、拘束する。押入れに隠れていた次男だけが男の目を逃れ…犯人に気づかれずどうやって助けを呼ぶのか…犯人の本当の狙い、複数犯?黒幕?冒頭で感じた違和感…そういう事だったか!事件後、この一家はどう変わっていくんだろう2025/07/03
さちこ
33
ハラハラ・ドキドキした2025/04/01