よい移民―現代イギリスを生きる21人の物語

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  • サイズ B6判/ページ数 326p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784422360119
  • NDC分類 334.433
  • Cコード C0036

出版社内容情報

70年代以降に英国で生まれた移民2世・3世の著名なクリエイター21人が、自己存在の意味や葛藤、社会の偏見などを繊細かつ巧みに表現し、大きな反響を呼んだ話題の書が日本語版で登場。J・K・ローリング推薦。

★日本語版推薦
移民のひとたちは”よい移民”、つまりモデル・マイノリティでなければならないのだろうか。求められている役割を演じなければ”悪い移民”なのか? 人種も境遇もさまざまな本音の声たちに耳を傾けながら、考え込んでしまっていた。受け入れるとはどういうことか。アジア人であるとはどういうことか。どちらの立場からしても、わたしたちは当事者だ。
――谷崎由依(作家、翻訳家)

多様なルーツを持つ人々が暮らすイギリスという国。その日常に深く深く染み込んだ無知と差別、そしていつまでも逃れられない葛藤と戸惑い。「黒人」であることで何かを期待される。「東アジア人」であることで何かを期待される。メディアの上ではステレオタイプが繰り返され、おなじみの「悪いイメージ」を払拭するために「よい移民」として振る舞おうとする子どもたちがいる。なぜ無色透明であることは「白人」だけに許された特権なのか。イギリスで「インド系」であること、「中国系」として生きることは一体何を意味するのか。『よい移民』に収められた21の言葉は、「都合の“よい移民”」に対する既存の安直なイメージを裏切るだろう。突飛な何かが書かれている、ということではない。21人の「移民」たちが描いた日常と感情の揺れ動きが、社会の根っこにある嫌なもの、緊張感、哀しみを驚くほど鮮明に炙り出している。
――望月雄大(ライター/ニッポン複雑紀行編集長)

★主な目次
編者まえがき
ナマステ(ニケシュ・シュクラ)
黒人になるためのガイド(ヴァレイッゾ)
私の名前は私の名前 (シメーヌ・スレイマン)
黄色 (ヴェラ・チョック)
ケンドー・ナガサキと私(ダニエル・ヨーク・ロー)
機会の窓 (ハイムシュ・パテル)
ニシュ・クマールは困惑するイスラム教徒か?(ニシュ・クマール)
テレビに映る黒人像と自分なりの「黒さ」 (レニ・エド=ロッジ)
「よい」移民を越えて(ウェイ・ミン・カム)
「そんなのだめだよ! お話は白人についてじゃないと」(ダレン・チェティ)
帰郷の途について(キエラン・イェイツ)
国旗(ココ・カーン)
アフリカに切り込む――黒人向けの床屋と男の話(イヌア・エラムス)
どこから来たか、どこで着ているか――移民と英国ファッション(サブリナ・マフーズ)
空港とオーディション(リズ・アーメッド)
カースト主義の永続(サラ・サヒム)
シェード(サリーナ・ゴッデン)
テロリストの妻(ミス・L)
トークニズムについて我々が語るときに語ること(ビム・アドワンミ)
死は多頭の怪物(ヴィナイ・パテル)
感謝知らずの国(ムサ・オクウォンガ)
訳者あとがき

目次

ナマステ(ニケシュ・シュクラ)
黒人になるためのガイド(ヴァレイッゾ)
私の名前は私の名前(シメーヌ・スレイマン)
黄色(ヴェラ・チョック)
ケンドー・ナガサキと私(ダニエル・ヨーク・ロー)
機会の窓(ハイムシュ・パテル)
ニシュ・クマールは困惑するイスラム教徒か?(ニシュ・クマール)
テレビに映る黒人像と自分なりの「黒さ」(レニ・エド=ロッジ)
「よい」移民を越えて(ウェイ・ミン・カム)
「そんなのだめだよ!お話は白人についてじゃないと」(ダレン・チェティ)
帰郷の途について(キエラン・イェイツ)
国旗(ココ・カーン)
アフリカに切り込む―黒人向けの床屋と男の話(イヌア・エラムス)
どこから来たか、どこで着ているか―移民と英国ファッション(サブリナ・マフーズ)
空港とオーディション(リズ・アーメッド)
カースト主義の永続(サラ・サヒム)
シェード(サリーナ・ゴッデン)
テロリストの妻(ミス・L)
トークニズムについて我々が語るときに語ること(ビム・アドワンミ)
死は多頭の怪物(ヴィナイ・パテル)
感謝知らずの国(ムサ・オクウォンガ)

著者等紹介

シュクラ,ニケシュ[シュクラ,ニケシュ] [Shukla,Nikesh]
作家。1980年ロンドン北西部ハロー生まれ。Coconut Unlimited(2010)でデビュー

栢木清吾[カヤノキセイゴ]
翻訳者、研究者。1979年大阪生まれ。神戸大学大学院総合人間科学研究科博士後期課程修了。博士(学術)。専門分野は、近現代イギリス史、「人種」と移民をめぐる社会的・文化的問題(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

宇宙猫

21
挫折。有色人種がいかに英国で生きづらいかというエッセイ集。大変なのは理解できるし被差別側が過敏なのは当然だけど、延々と繰り出される批判に"たいへん"より"イラつく"を感じて過剰反応じゃないのとも思ってしまう。英語と日本語の表現に違いや、馴染みのない言葉や例えが多くて共感しにくいからかもしれない。2022/03/30

りらこ

17
移民であることからの苦労、なんて言葉で括れない。そして、自分がいかに何も知らない、薄っぺらい気持ちで差別やヘイトに対してそれってダメでしょって思ってただけかと、思い知らされる一冊。差別される環境を知らなかった事に自分でも驚いた。いちいち調べながら読み進む。小さなところでいざこざしている場合ではないと思う。2019/09/05

チェアー

12
うーん。読みにくかった。訳がこなれていないのか、それとも原文がわかりにくいのか。レイシズムについての21人のエッセイなのだけど、どれを読んでも、なにかまとまった塊がぶつかってこない感じがするのだなあ。自分にひきつけて読めないまま終わってしまった。2019/11/04

吟遊

12
20人以上の移民(二世、三世も)の手記。エッセイ。散文。ことばが、詰まっている。良い本だと思う。2019/09/19

まこ

8
書いている人達の生の声を反映させるとイギリスから見たよい移民でない。肌の色や出身地で決めつけていませんか?イギリスのテレビ番組を楽しんで見てても自分達への偏見が入った描写で楽しめなくなる。故郷はどっちとすれば良いか。良くないをよいに変えていく。2021/12/06

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