出版社内容情報
※国立民族学博物館特別展
「シルクロードの商人(あきんど)語り
――サマルカンドの遺跡とユーラシア交流」
公式図録
中央アジアは、ユーラシア大陸における
東西(東洋と西洋)および
南北(農耕民と遊牧民)の
文化が交差する十字路として、
人類史・文明史において
重要な役割を果たしてきました。
なかでも、シルクロードを通じた
人やモノの移動、文化の交流において、
「商人(あきんど)」の果たした役割は
極めて大きく、古代から現代に至るまで、
彼らの活動なしにはこの地域の歴史や
文化を語ることはできません。
サマルカンド周辺の古代の
遺跡から出土した考古遺物から、
現代の刺しゅう・織物・楽器・民族衣装、
さらには宗教や信仰に関する資料まで、
中央アジアにおける
文化の多様性と広範な交流・交易の実態を、
シルクロードを行き交った
「商人」の活動に焦点を当てながら紹介します。
【目次】
ごあいさつ
はじめに
序章:遥かなるシルクロードと商人(あきんど)
【第1部:古代シルクロード交易と商人】
第1章:ソグド商人の活躍した時代
カフィル・カラ遺跡の出土遺物
コラム:カフィル・カラ遺跡の木彫板(アリシェル・ベグマトフ)/サマルカンドにおけるソグド人の通貨(アリシェル・ベグマトフ)/カフィル・カラ遺跡の封泥について(アリシェル・ベグマトフ)/ウズベキスタンのガラス製品(竹田多麻子)
カフィル・カラ遺跡の発掘調査と遺跡の構造
サマルカンドの他遺跡からの出土遺物
コラム:「米国」の寺院跡と出土遺物――クルドル・テパ、クルゴン・テパ及びその他の遺跡から(アリシェル・ベグマトフ、村上智見、アリシェル・サンディボエフ)
第2章:シルクロード交易とソグド人――商人が運んださまざまなモノ
中国・日本に伝わった芸能とソグド人
コラム:ソグド商人のセルフイメージと他者からみたソグド人(影山悦子)
シルクロードを旅した楽器
コラム:シルクロードを旅した芸能・音楽(末森薫)
商人が運んだ銀器
衣服・織物
コラム:シルクロードを通じて運ばれた織物(村上智見)
ソグド文字・文献・手紙
コラム:ソグド文字について(アリシェル・ベグマトフ)
コイン
アフラシアブ遺跡出土「使節の間」の壁画
ソグド商人のイメージ
【第2部:近現代におけるくらしと商い】
第3章:ユーラシア交流のなかのくらし
人の移動とモノの運搬
家族と結婚
コラム:ウズベキスタンの結婚祝いと家族(菊田悠)
ノウルーズの祝祭
コラム:ノウルーズの広がりと変遷(黒田賢治・宗野ふもと・藤本透子)/東西ペルシア文化圏における交流としての宗教(黒田賢治)
くらしのなかの楽器
コラム:中央アジアの弦に宿る記憶(東田範子)
第4章:バザールと商い
バザール――人・モノ・情報が集まる場所
コラム:サマルカンドのバザール――ロシア帝政期、ソ連期、独立後(中村朋美、宗野ふもと)/ダブシア城と現代のダブシア村バザール(宇野隆夫)
毛織物
コラム:バザールと毛織物制作――15年間の変化(宗野ふもと)
陶器
コラム:陶工と商い――商売と伝統の両立に向けて(菊田悠)
刺繍布
コラム:刺繍事業の展開(今堀恵美)
ブティックの商い
終章:現代に生きるシルクロードの遺産
おわりに
参考文献
展示資料リスト
-
- 和書
- 旅から学ぶ観光地誌学



