出版社内容情報
【解説】
最も古い太陽暦である古代エジプトとマヤの暦は、どのような理由から生まれたのか。古代ローマの最高権力者カエサルは、なぜ、暦の改革を重要な政治上のテーマとしたのか。フランス革命時に使われた「革命暦」は、なぜ挫折したのか。われわれが使うグレゴリオ暦の1月1日が、実はキリストの割礼記念日だというのは本当なのか。暦をめぐる意外なエピソードが満載。人類が叡智を結集してつくりあげた「時のものさし」の五千年史。
【目次】
第1章 暦の誕生
第2章 ユリウス暦から教会暦へ
第3章 計測の道具
第4章 暦と政治と宗教
(資料篇)
1 暮らしと暦
2 時を変える
3 風刺カレンダー
4 世紀と千年紀
内容説明
本書は、「なぜ暦(計時)は完全な十進法で合理化されていないのか」「1年はなぜ冬の最中に始まり、12ヶ月なのか」、など、暦に関する素朴な疑問に、わかりやすく答えたものである。そして後半の資料篇では、前近代の民衆の暮らしに密着した経験的な暦の魅力の数々、グレゴリオ暦に反撥して1792年に始まり徹底的に十進法を採用したにもかかわらず失敗した「フランス共和暦」、さらにはジャリの「パタフィジック万年暦」といった現代の奇矯な創作暦の試みまで、暦をめぐる楽しい逸話を紹介している。
著者等紹介
ド・ブルゴワン,ジャクリーヌ[ドブルゴワン,ジャクリーヌ][De Bourgoing,Jacqueline]
パリ政経学院助教授。地理学の大学教授資格所有者。テレビの歴史シリーズで、暦の歴史についての番組を制作中
池上俊一[イケガミシュンイチ]
1956年生まれ。東京大学文学部卒。現在東京大学大学院総合文化研究科助教授。西洋中世史専攻。1986~88年にフランスに留学し、社会科学高等研究所でジャック・ルゴフの下に研鑽を積む
南条郁子[ナンジョウイクコ]
1954年生まれ。お茶の水女子大学理学部数学科卒。仏文翻訳者
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感想・レビュー
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