出版社内容情報
フォーカシングの創始者ユージン・ジェンドリンから直接指導を受けた、日本のフォーカシングの第一人者による、カウンセリング理論の再構築。
カウンセリングでは何が起こっているのか。カウンセリングで何が変わるのか。
心の問題は「取り除く」ことも、「修繕する」こともできない。そもそも人の体験は前概念的で、あらかじめ言葉や概念で構成されていない。カウンセリングの役割は、その「いま・ここ」の体験をクライエントが理解するのを手伝い、クライエントの生に変容をもたらすことである。
近代的カウンセリングの祖カール・ロジャーズの理論に対する日本的誤解から、ユージン・ジェンドリンによるフェルトセンスの発見、フォーカシング指向心理療法の形成と従来の心理療法との違い、さらには著者独自のフォーカシング・メソッヅまで、理論と実践を往還しつつ説き明かす。
内容説明
フォーカシング実践の第一人者による再構築。ユージン・ジェンドリンによるフェルトセンスの発見、フォーカシング指向心理療法の形成と従来の心理療法との違い、さらには著者独自のフォーカシング・メソッヅまで、理論と実践を往還しつつ説き明かす。
目次
序章 カウンセリングを問い直す
第1章 フェルトセンスとは何か
第2章 カール・ロジャーズのカウンセリング論再発見
第3章 [理論]カウンセリングでは何が起こっているのか―体験過程モデルが描く人間観
第4章 エイジアン・フォーカシング・メソッヅ
第5章 “フェルトセンス・表現と変容”のプロセス―その実践ガイド
著者等紹介
池見陽[イケミアキラ]
関西大学名誉教授。兵庫県生まれ。ボストン・カレッジ卒業、シカゴ大学大学院修士課程修了。医学博士(産業医科大学)。北九州医療センター、岡山大学助教授、神戸女学院大学教授、関西大学文学部教授、同臨床心理専門職大学院教授、同人間健康学部教授を歴任。2019年、アメリカ・カウンセリング・アソシエーションよりLiving Luminary(存命の輝ける大家)に指名。2020年、日本人間性心理学会学会賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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