出版社内容情報
1人の女性が、精神分析を受けることにより虐待のトラウマから回復するまでの、10年に及ぶ心の旅を、「物語」としてつづる。
内容説明
アーティストとしてニューヨークで活躍する一人の日本人女性が突然の発作から回復へと至るまでに辿った無意識の世界は数々の驚くべきイメージに満ちていた。本書は、セラピストを心の支えにしつつ10年にも及ぶ内的世界の旅を「竜の物語」として結晶させた感動的なたましいの記録である。
目次
第1章 暗い森
第2章 時の旅
第3章 銀河鉄道
第4章 竜の物語
第5章 鳩の物語
第6章 鷲の物語
第7章 正義について
『正義について』
著者等紹介
栗州美会子[クリスミエコ]
東京生まれ。武蔵野美術大学油絵科卒業。女流画家展で受賞後、ニューヨークへ移住。ユニオンカーバイト展(ニューヨーク)、および数々の版画のグループ展に出品し、ユーゴスラヴィア版画ヴィエンナーレ展で入選。デザインスタジオを主宰するかたわら、永住日本人の子どもたちを対象にした日本語学校を創立。89年のベルリンの壁崩壊後からアートの方向を見失い、92年からサイコセラピーを受ける。現在は、ニューヨークのテキスタイル会社でデザイナーとして働いている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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- 和書
- 秘める恋、守る愛