出版社内容情報
【解説】
荒廃をきわめた教育現場で、臨床心理士のスクールカウンセラーたちは着実に教師との連 携の輪を広げつつある。
本書は、教師たちからの要請に応えて、現場の様々な問題を熟知 するスクールカウンセラーたち49名が、いま現在苦しむ親や教師に向けて、是非一読を勧 めたい本を集めて、それぞれ見開き２頁で紹介。『カウンセラーのための１０４冊』『心 理臨床家のための１１９冊』『「夢」を知るための１０９冊』の姉妹編でもある。
内容説明
本書に、選ばれた書物は実にバラエティがあって面白い。カウンセリングそれ自身に関するものはもちろん、絵本、児童文学から、小説や評論など広範囲に及んでいる。どの一冊に対しても、いわゆる「解説」というのではなく、それによってその臨床心理士が何を得たかというのが、生き生きと感じられる言葉になっている。
目次
１ 子どもの宇宙（『子どもの宇宙』河合隼雄／岩波書店；『子どもの心に出会うとき』村瀬嘉代子／金剛出版 ほか）
２ 思春期のむずかしさ（『居場所のない子どもたち』鳥山敏子／岩波書店；『少年期の心』山中康裕／中央公論社 ほか）
３ 子ども・家族・学校（『ビッグ・オーとの出会い』Ｓ・シルヴァスタイン／講談社；『ふたり』唐沢寿明／幻冬舎 ほか）
４ カウンセリング（『臨床心理士のスクールカウンセリング１～３』大塚義孝ほか編／誠信書房；『子どもと大人の心の架け橋』村瀬嘉代子／金剛出版 ほか）
５ 人間を考える（『町工場・スーパーなものづくり』小関智弘／筑摩書房；『おたんこナース１～６』佐々木倫子／小学館 ほか）
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