内容説明
英語のことわざ、日本のことわざを対比しながら、それぞれ1230項目を収載した。さらに「別形」「類句」を加えると、英語のことわざは2340項目になる。
著者等紹介
山本忠尚[ヤマモトタダヒサ]
1936年、広島県呉市生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。同大学院修士課程修了。前早稲田大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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壱萬参仟縁
12
日本の諺を英語でどう表現できるか? という本。先ずは日本語の諺の理解を、そして、英語では? という流れが自然だが、同時に見た方が発想の違いも理解できる。例えば、驕る平家は久しからず は、Pride will have a fall.(pp.56-57)である。驕慢でいるとやがては没落する。森嶋通夫先生の著書名をも想起する。日本の権力者や自営業の堕落ぶり。原因の自覚がないのだろう。それにしても、生活文化の中から出てきた珠玉の諺、思想の凝縮を感じる。畚(もっこ)なんて知らないナ。煽てと畚には乗りやすい等々。2013/05/11
neimu
1
図書館本。職場の周囲で内輪受けした。結構面白い。買ってみようかな。日英の感覚の違い、言い回しの微妙な差、そのギャップが楽しめるというか、比較文化の醍醐味というか、言葉の上からの違いだけではない突っ込みどころが見つかるので、いろんな読み方が出来ると思う。英語の勉強という観点ではなく、読み物として楽しめる事典。2012/08/29