内容説明
英国プレミアリーグ・NPBの財務データを例に、経営・会計の基本とともに「カネの流れ」「スポーツビジネスの仕組み」を学ぶ経営・ファイナンスの入門書。有名サッカー選手は資産計上されるのか?放映権料がクラブ運営に与える影響は?ビジネスとして肥大化するプロスポーツの実像を資金面から紐解く。
目次
スポーツファイナンスをどう学ぶか
事例にみるスポーツファイナンス
プロスポーツ球団(クラブ)の経営開示の問題
サッカー選手は設備なのか―移籍に伴う選手登録権の「減価償却」
このクラブにお金を貸して大丈夫か―キャッシュ(現金)が王様
プロサッカーを儲かるビジネスへ転化させたフィナンシャル・フェア・プレー規制
貸借対照表(BS:Balance Sheet)―資産と負債・資本
損益計算書(PL:Profit and Loss Statement)
キャッシュフロー計算書(CFS:The Cash Flow Statement)
資金調達―サポータートラストの展開と問題点(事例:AFC Wimbledon)
米国・EU諸国における情報開示について
企業価値(Valuation)
著者等紹介
西崎信男[ニシザキノブオ]
東京都出身。慶應義塾大学経済学部卒。博士(経営学)(長崎大学)、MBA(米・テンプル大学)、中小企業診断士。住友信託銀行(現三井住友信託銀行)、大和証券SMBC等を経て、2006年~2016年:東海大学経営学部経営学科教授(経営学、経営戦略論、スポーツマネジメント、財務管理等担当)。2016年~2018年:上武大学大学院・ビジネス情報学部国際ビジネス学科教授(スポーツ産業論、経営戦略論、経営組織論、国際経営論等担当)。2018年~現在:九州産業大学人間科学部スポーツ健康科学科教授(スポーツマネジメント論、スポーツファイナンス論等担当)。在英9年(ロンドン大学LSE大学院等留学、証券現地法人勤務)。東京、ロンドンでの投資銀行業務、国際金融業務の経験長い。所属学会等:日本スポーツ産業学会、日本経営診断学会、証券経済学会、日本ホスピタリティ・マネジメント学会、早稲田大学スポーツナレッジ研究会、中小企業診断士三田会(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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