出版社内容情報
【決定版】伝説的な駅スタンプ、1330点大集合!
「インバウンド」「旅行ブーム」……今から90年前、
昭和初期の日本はまるで現代とそっくり。
駅スタンプが誕生したのはこの頃のことだ。
当時の雑誌「旅」では全国各地の駅スタンプに
まつわる記事を展開し、押し鉄たちの魂を熱くした。
戦前の駅スタンプは、定型化された現代のものと比べると
圧倒的にバリエーション豊かで、デザインも多彩。
発案者も駅員や市井の人々だったり……。
ごくふつうの人たちが情熱を込めて描き込んだ
「私の街の名所」を見れば、現代が喪ったものが見えてくる。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
hitotak
8
旅行雑誌で昭和6~10年まで連載された、駅スタンプの解説記事を地域別に再録した一冊。この連載記事で人気に火がつき、スタンプ収集するファンが多く生まれたという。各地の名所・旧跡、名産品を取り入れた駅別のスタンプ図案解説、考案者、インクの色まで詳細に紹介され、各駅をアピールする文章も熱心さが伝わる。現代まで続く桜の名所や寺社仏閣もあれば、軍人の銅像や連隊名、繊維工場、聖跡など、今は存在しない場所が紹介されている図案、廃止された駅、台湾・満州など外地の駅もあって興味深く、戦前の鉄道文化の隆盛が感じられた。2025/03/16
tokkun1002
4
2023年。駅にスタンプがあるのか。マニア居るよね。きっと。2024/02/02
takao
3
ふむ2024/01/14
kaz
1
最初、戦前とは気づかなかった。図書館の内容紹介は『戦前の熱狂的なブームがよみがえる! 昭和初期に雑誌「旅」で紹介された「駅スタンプ」を、関東から外地(樺太・台湾・朝鮮・満洲)まで1400点以上カラーで掲載し、解説を付す。蒐集家の蔵出しスタンプなどコラムも充実』。 2024/05/14