出版社内容情報
マリー・アントワネットの残した「美の遺産」をヴェルサイユ宮殿に訪ね、その波乱の人生を王妃の書簡から紐解く。日本でも圧倒的な人気を誇る王妃マリー・アントワネット。しかし、その人生が波乱に満ちているだけに誤解されてきた面も多くありました。そしてフランス本国では、昨今、王妃マリー・アントワネットの残した美の遺産が再評価がされてきています。2008年パリ、グラン・パレで行われた王妃の大回顧展以来、その気運はさらに高まっています。これらの研究を進めているのがヴェルサイユ宮殿美術館。革命で荒廃したフランス王家の輝かしい宮殿は今、マリー・アントワネットの時代へと戻すべく改装を重ね、当時の美術品の買い戻しなどコレクションを充実させています。2016年10月?17年2月東京・六本木で開催される「ヴェルサイユ宮殿監修:マリー・アントワネット展」ではその成果の一部が披露されますが、本書はヴェルサイユ宮殿の今を伝えるビジュアル決定版。「王妃の真実を知る」大切な1冊になることでしょう
内容説明
神聖ローマ帝国のハプスブルク家皇女として生まれ14歳でブルボン王家へと輿入れしたマリー・アントワネット。のちにフランス王国ルイ16世となる、この王太子との結婚は、アントワネットを波乱の一生へと導くことになる。フランス革命という歴史の奔流にのまれ、37歳で断頭台の露と消えた短い生涯。アントワネットが生きた証と彼女が愛でた美の遺産をヴェルサイユ宮殿に訪ね、ウィーン国立古文書館に残る王妃の書簡からその心の成長と真実を探る。
目次
第1章 ブルボン王朝の栄華と王妃マリー・アントワネット―ヴェルサイユ宮殿物語(ルイ14世とヴェルサイユ;ルイ15世の時代;ルイ16世と王妃マリー・アントワネット:運命の力 ほか)
第2章 マリー・アントワネット心の軌跡―ハプスブルクの皇女からフランス王妃へ
第3章 王妃を巡る美の遺産―宮廷肖像画、モード、食卓芸術(絵画に描かれたマリー・アントワネット;女流宮廷画家ヴィジェ・ル・ブランと王妃;マリー・アントワネットが新風を吹き込んだモード ほか)
感想・レビュー
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