出版社内容情報
世界20か国、国内7か所、計37の森。太古から存在する人類共通の財産の姿を迫力の写真約220点で伝える他に類を見ない写真集。
世界20か国、国内7か所、計37の森をひとりのカメラマンが撮影。国境。人種、宗教などの違いを超えて、太古から存在する人類共通の財産の姿を迫力の写真約220点で伝える他に類を見ない写真集。大ヒットした「楽園」写真集の著者、三好和義の一番弟子である小林氏初の著書。
内容説明
一人の写真家が世界の森と対峙した旅の記録。奇跡は森から始まる。
著者等紹介
小林廉宜[コバヤシヤスノブ]
「世界の森」「未来に残したい風景」などをテーマに、希少な自然や文化を撮り続けている。シルクロード横断、フェルメール全作品の撮影など幅広く活動。旅先でのエピソードなどを記したエッセイも手掛ける。福岡県生まれ。三好和義氏に師事後、独立(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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- 評価
京都と医療と人権の本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
陽子
30
世界中の「森」が集められた写真集。上空から見下ろす森から、森林の中でみた風景。世界の森は未知の世界。日本の森も入っている。何回も何回も戻って、進んで眺めたくなる。四季も見られる。 先日『アナ雪2』を大スクリーンで見たのだがその映像が素晴らしくて、この写真集の風景被って見えたページがあった。しかし、こちらは本物なんだからすごい。バオバブの木の風景は不思議感。この写真を撮った著者はどれだけ大地からのパワーをいただいたことだろう。羨ましいな。白色の冬だから、この緑に溢れてる写真の数々は滋養になった。2020/01/28
Kikuyo
28
光の差し込むこんなにも落ち着ける空間を、本当に美しく切り取れるなんてスゴイ。「地球は森で呼吸してる」んだ。緑が目に胸に心地よい。日本の森がやっぱりいいなあと思った。2016/12/17
わっぱっぱ
17
タイトルに反して、私が思い巡らしたのは「争い」だ。美しく広大な森林の中で、夥しい数の生命が、まさに万に一つの生き残りを賭けて戦っている。倒木にびっしりと生えた新芽、少しでも多く陽を浴びようと枝を懸命に伸ばす若木、何千年と風雪を耐えて立ち続ける大樹、、、それらが産み出した奇跡のような調和の中に、私たちは生かされている。木々の移ろいはいつも、この世界がどれほど価値のあるものかを教えてくれる気がする。2016/07/08
はなちゃん
16
世界中の森を数多く巡っていることに感嘆すると共に、その森を見つめる視線がとても静かで平等であることに安心します。好きだと思った樹々の写真がほとんど日本のものでした。それも嬉しく感じ、とても好きな写真集です。2016/04/29
aloha0307
14
魅入られてしまう緑の繊細なgradation 色が立体的に絡み合う わが地球は森で す~は~ 呼吸しているんだね。著者:小林さんは地球の自転する音が聴こえたそうです(納得)。「豊かな森のあるところに、争いは生まれない」 人、動植物、万物すべてが共存・調和して数十億年のときを紡いできたんだね。2016/05/03