内容説明
平安神宮、廬山寺、渉成園、仁和寺…寂聴さんが教えてくれた物語ゆかりの舞台を訪ねて。「源氏物語」初心者のための「あらすじ」付き。
目次
瀬戸内寂聴さんと行く「源氏物語」こころの旅
「源氏物語」の舞台を訪ねる―千年の都・京から奈良、住吉、明石、須磨へ
襲の美―移ろう四季を先取りする雅やかな王朝美の世界へ
あらすじで読む「源氏物語」
寂聴さんが語る素顔の紫式部
光源氏亡き後の十三帖―その先の「源氏物語」の世界へ
物語の舞台へ―「宇治」ゆかりの地をめぐる
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mike
67
来週「光る君へ〜3日間の雅の旅」と勝手に称して大津、京都へ旅行する。式部ゆかりの地や大河関連催し物に行く予定。で、パラパラめくった時は💡❗と何か参考になるかと思って借りたけど、この本はタイトル通りやはり源氏物語の聖地紹介だった…今の私に必要な箇所は少なくてほぼ斜め読み(*_*)2024/05/31
sofia
24
源氏物語の舞台となったところを美しい写真で紹介。2016/07/03
maekoo
2
寂聴さんによる物語内の舞台となった所縁の地域・仏閣を巡る美しい写真を沢山使った紀行解説本です 源氏絵を掲載した各帖のあらすじや紫式部ゆかりの地の紀行と解説もあります 特に宇治十帖の解説は興味深く同じ天台宗の出家者として藤壺や女三宮の出家の場面は具体的な得度の儀式が描かれていないのに「手習」の僧都(天台宗)による浮舟の出家の場面が自分の時と同じ内容で克明に描いていると気付き式部もこの時期出家したのだと推測した等の仏門ならではのお寺さんの解説も含め盛りだくさんで源氏物語を深く理解する上で大変参考になる良書です2020/11/12