内容説明
イギリスのロイヤル・バレエスクールで多くの著名なダンサーを育てたジョーン・ローソン。本書は、彼女の長年にわたる指導経験から、入門期にある子どもたちへの指導法をまとめたものです。成長期にあって個人差の大きい子どもたちに、どのように指導すればよいのか、科学性と芸術性をふまえてわかりやすく解説しています。男子のバレエ入門者がふえるなかで、これほどまでに男女差を考慮して、女子だけでなく男子への指導法をまとめた点は画期的です。
目次
バレエの構え姿勢(スタンス)と腕の動き
体の使い方
ターンアウトの程度
成長にともなう腕・脚と視点の再調整
男の子の指導の補足
バレエの動きの法則性
骨年齢の低い子どもの発育
月経時の練習
背中と呼吸のトレーニング
ターンアウトの向上
指揮案の編成およびバー・ワークにおける基本練習
ポアント・ワークのトレーニング
類似したステップの演じ分けについて
補足・腕の動きその他
著者等紹介
ローソン,ジョーン[ローソン,ジョーン][Lawson,Joan]
1907年、ロンドン生まれ。指導書・舞踊論など幅広い業績がある。アリシア・マルコバからマーゴ・フォンテーンまで多くのダンサーを育てた。セラフィナ・アスタイエワのダンススクールで学び、1938年にロシアに渡り、モスクワおよびレニングラードのバレエ団でソリストをつとめた。1940~1954年には『ダンシング・タイムズ』の批評・解説を担当した。1963~1971年にはロイヤル・バレエ・スクールの指導者コースで教えた
森下はるみ[モリシタハルミ]
和歌山県生まれ。お茶の水女子大学、東京大学大学院で体育学を専攻。お茶の水女子大学名誉教授、日本伝統芸能教育普及協会理事長、比較舞踊学会会長。舞踊をふくむ様式化された動作から日常的な立ち居振る舞いまで、ヒトの動作特性を研究。舞踊については、構え・歩行など基礎的動作のバイオメカニズム的分析に関する論文多数
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