出版社内容情報
茶入の仕覆や道具の袋もの、掛け軸の表具、袱紗や小物入れなど、切っても切れない関係にある茶の湯と染織品。本書は、古来から茶人に親しまれてきた「名物裂」の解説を中心に、茶道初心者が裂地を楽しむための基礎知識を網羅。
目次
1章 名物裂とその種類(名物裂とは何か;緞子;金襴;間道;その他の裂地)
2章 裂地の基礎知識(地色と染料;文様;織り方)
3章 対談・名物裂と見立て
著者等紹介
岩崎博[イワサキヒロシ]
1927年福山市に生まれる。九州大学医学部卒業。山口日赤病院皮膚科部長を経て、59年福山市に開業、現在に至る。骨董趣味から茶の湯に傾倒、数寄者の茶を探求する。70年茶室「鶴庵」を建てる。特に裂地には造詣が深く、茶の湯に使える裂を求めて中近東・シルクロード、インド、東南アジアと、各地を巡る
吉岡幸雄[ヨシオカサチオ]
1946年京都市に生まれる。早稲田大学第一文学部卒業。染色家。美術工芸図書出版「紫紅社」代表、生家「染司よしおか」五代目当主。91年、93年には薬師寺、東大寺に伎楽装束計85領を制作、奉納。毎年、東大寺二月堂修二会(お水取り)、薬師寺花会式、京都石清水八幡宮放生会の造り花用染和紙を奉納する
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感想・レビュー
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