浮世絵でめぐる江戸の花―見て楽しむ園芸文化

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  • サイズ B5判/ページ数 239p/高さ 26cm
  • 商品コード 9784416713013
  • NDC分類 721.8
  • Cコード C0076

出版社内容情報

江戸明治の浮世絵に描かれた植物、花などを解説するとともに、現代の園芸ルーツを紐解く。江戸時代の人と園芸植物との関わり方など。

江戸時代に頂点を極めた園芸文化。庶民の暮らしの中に浸透した、花や植物の栽培、鑑賞の文化。この現代の園芸のルーツともいえる江戸園芸文化を、浮世絵から紐解く。浮世絵に描かれた人々の暮らしと園芸の関わり、歌舞伎と花、名所と園芸を「知る」「飾る」「遊ぶ」という視点で解説。
かつての植木屋さん、花屋さんはどんな姿だったのか?当時の花や鉢物の鑑賞の仕方などが楽しめる。世界が認めた日本の花文化を浮世絵から学ぶ一冊に。

暮らしと園芸/歌舞伎と花/名所と園芸
論考
絵師略伝/植物解説/作品リスト

【著者紹介】
日野原健司(ひのはら・けんじ):1974年千葉県生まれ。慶應義塾大学大学院文学研究科前期博士課程修了。太田記念美術館主幹学芸員、慶応義塾大学非常勤講師。江戸から明治にかけての浮世絵史、ならびに出版文化史を研究。2009年、太田記念美術館にて「江戸園芸花尽し」展を開催。著書に『謎解き浮世絵叢書 月岡芳年 風俗三十二相』(二玄社、2011年)。

目次

第1章 暮らしと園芸(新春を祝う―福寿草・梅;春の七草と人日の節句;稗蒔 ほか)
第2章 歌舞伎と花(鉢植にまつわる物語―鉢木;忠臣蔵と鉢植;歌舞伎舞台の植木売り ほか)
第3章 名所と園芸(名所―梅;名所―桜;名所―藤と紅葉 ほか)

著者等紹介

日野原健司[ヒノハラケンジ]
1974年千葉県生まれ。慶應義塾大学大学院文学研究科前期博士課程修了。太田記念美術館主幹学芸員、慶應義塾大学非常勤講師。江戸から明治にかけての浮世絵史、ならびに出版文化史を研究

平野恵[ヒラノケイ]
1965年大阪府生まれ。明治大学大学院博士前期課程修了、総合研究大学院大学博士後期課程修了。博士(文学)。文京ふるさと歴史館専門員、明治大学兼任講師、大宮盆栽美術館学芸員などを経て、台東区立中央図書館郷土・資料調査室専門員、東洋大学非常講勤師。近世日本文化史・思想史を専門とし、国立歴史民俗博物館くらしの植物苑展示プロジェクト委員として、菊や朝顔の文化史の展示を担当(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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果てなき冒険たまこ

2
そのタイトルの通り浮世絵に描かれている草花や鉢植えなどに焦点を当てて解説していくんだけど、こんな見方、鑑賞の仕方もあるんだなと参考になった。とはいうものの特に植物に興味も知識もないのでへぇそうなんだーで終わってしまうのはしょうがない。植物が綺麗に表現されているだけあって浮世絵も全体的に綺麗なものが多い。そんななかでも国貞(三代豊国)と国芳が大活躍。いやー綺麗ですな美しいですな素敵ですな(めちゃ素人な感想)2024/01/22

R

2
江戸東京博物館で開催されていた『花開く江戸の園芸』を見に行った方は、より詳しい解説を得られると思う。図録を買えなかった方はこちらを買うのもいいかも。ほぼ網羅されているように思いました。2014/01/17

takao

0
いがいと派手だな。2017/07/12

豆狸

0
図鑑と言ってもいいぐらいの厚さ!しっかり解説もされています。全部読むのがたいへんで、絵をつらつら眺めていました(笑)2015/08/30

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