出版社内容情報
高品質なスイカを安定生産するための基礎知識を生理生態から解説し、貴重な産地事例も収録。収益向上に欠かせない一冊。
夏の定番フルーツであるスイカだが、その品質や収穫量は天候のほか、栽培技術によっても大きく左右される。また、近年は大玉スイカのカット販売や小玉スイカの需要拡大により、これまでとは違った細かな技術が開発されてきている。
高品質なスイカを安定して生産するための基礎知識を解説し、さらに全国の様々な生産事例を紹介することで、スイカ生産者の経営向上に役立つ一冊。
1.スイカの遺伝資源と多様性
2.品種開発と今後の育種方向
3.栽培管理と高品質化技術
4.スイカの雌花の着生と結実、保存花粉の利用技術
5.種なしスイカの技術と栽培
6.果実の発育生理と高品質化技術
7.スイカの消費動向
8.スイカの病害
9.立体栽培スイカの果実肥大特性
10.スイカの害虫と防除
11.スイカの栄養と機能性成分
12.スイカ主要産地の生産事例
目次
第1部 スイカの生理生態と栽培技術(スイカの遺伝資源と多様性;品種開発と今後の育種方向;栽培管理と高品質化技術;雌花の着生と結実、保存花粉の利用技術;果実の発育生理と高品質化技術;スイカ果実肥大期の果実、根への光合成産物の動き;種なしスイカの技術と栽培;立体栽培スイカの果実肥大特性;スイカの病害;スイカの害虫とその防除;スイカに含まれる機能性成分と栄養;スイカの消費動向;スイカの栄養障害の見分け方;中玉・小玉スイカの作型拡大と高品質生産)
第2部 スイカの生産事例(スイカの生産動向;熊本県鹿本地域におけるスイカ生産;茨城県筑西市・桜川市におけるこだま西瓜生産)