よるべない100人のそばに居る。―救護施設ひのたに園とぼく

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よるべない100人のそばに居る。―救護施設ひのたに園とぼく

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  • サイズ 46判/ページ数 208p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784309231365
  • NDC分類 369.2
  • Cコード C0036

内容説明

仕事、お金、身寄り、住む場所…これらを失った時私たちは、どんな風に生きていくのだろう?派遣切りにあった人、依存症の人、記憶喪失の人、障害のある人…“最後のセーフティネット”に飛び込んだ新米生活支援員と、一人ひとりとの出会いの物語。

目次

1 「気づいたら、記憶がなかったの」記憶喪失でやって来た山室さん
2 「ここなら、社会ときちんとつながり直せるかもしれない」僕の目に映った救護施設
3 「“セイカツホゴ”っちゅうの知っとるか?」長くホームレスをしてきた丸山さん
4 「お前どつきまわしたろか!!」あおり運転の常習者だった江島さん
5 「二人で死のっか、って山を登って」自死を寸前で思いとどまった廣瀬さん
6 「パチンコ屋が開くまでや、ここにいるのは」パチプロの山口さん
7 「シヤクショハ、ドーロボウ」日本国籍のないミゲルさん
8 「おとこのこ!やくばのひとがなまえつけてくれはった!」入所番号7番のヤス江さん
9 「まあ、いつまでおってもあれやでなって」退所をめざす藤原さん

著者等紹介

御代田太一[ミヨダタイチ]
1994年、横浜生まれ。東京大学教養学部卒業。在学中に障害のある当事者をゲストに招き、講義を展開する「障害者のリアルに迫る」東大ゼミでの活動をきっかけに、福祉の世界に関心を持つ。卒業後は滋賀県に移り、社会福祉法人グロー(GLOW)が運営する救護施設ひのたに園にて生活支援員として3年間勤務。現在は法人事務局にて法人全体の事業の推進や企画を担い、福祉に関するリトルプレス『潜福』やnote等での発信も続ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

けんとまん1007

51
救護施設という存在を初めて知った。セーフティーネットの一つと考えていいのかと考えているが、自分の中でも、まだまだ整理がついていない。ただ、こういう位置づけの組織があること、そこでの人と人の接点・交流・ふれあい・・・うまく表現できないが、生活があるということ。そこで働くということは、自分自身が試されるということでもあることが、よく書かれている。これは、いろいろな場でも、あてはまあることだと思う。2023/09/01

鷺@みんさー

35
この本で初めて、救護施設なる存在を知った。路上生活者への一時的なシェルターなどは知っていたけど、こんな風に生活保護受給者限定で、行き場の無い人誰でも受け入れますっていうのは凄いな。時代によって入所者のバックグラウンドも様々だけど、入所期間に上限はなく、なんと50年の人もいる。巷では路上生活者の生活保護費を狙った貧困ビジネスなどもあるのだから、こういった施設の存在がもっと世に知られればと思うけれど、確かにここでの生活は、窮屈に感じそうだ。著者は東大出でいきなりここに就職した人で、親が「せめて厚労省に!」と→2024/02/23

kuukazoo

12
著者は東大在学中に障害者やマイノリティの話を聞く授業をきっかけに滋賀の社会福祉法人に就職、救護施設の生活支援員として働き始める。施設の利用者の生い立ちやこれまでの生活についての聞き書きや日々の業務の中での気づきなどをまとめた本。救護施設を全く知らなかった...国内に186ヶ所、生活保護法で定められた施設で住まいや仕事、身寄りのない人達が利用している。数日で出る人も何十年もいる人もいて入所事情も様々。話として面白く読みつつ他人をつい自分の枠組みでジャッジして不快感を募らせがちなことの無自覚さについて考えた。2023/10/29

林檎

7
障害がある方、何らかの生きづらさを抱え、日常生活を営むのが難しい方が入所する『救護施設』。私はこの本で初めて知りました。生活支援員として働く著者が書いたとなると、さぞや過酷な内容なのかもしれない…と覚悟して読み始めたけれど、色んな方がいて色々抱えているものの、案外どこにでもある日常をひっそりとしっかりと過ごしていて、ホッとしたり。こんな場所がある事を必要な人が知れていればいいなと思う。2023/07/15

じーも@この度本屋さんとかを開きました

5
よかった。こういうのを読むと本当にそれぞれに物語があって。そして自分の将来や今を考えてしまう。うん、よかった。2023/10/09

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