トウシューズのすべて―歴史から、作り方、選び方、履き方、踊り方、鍛え方まで「ポワント」を徹底分析!

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トウシューズのすべて―歴史から、作り方、選び方、履き方、踊り方、鍛え方まで「ポワント」を徹底分析!

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  • サイズ B5判/ページ数 160p/高さ 25cm
  • 商品コード 9784416621073
  • NDC分類 769
  • Cコード C0073

出版社内容情報

私たちはなぜ、舞台上でピンク色に輝くシューズにこんなにも魅せられるのかーー?

「子どものころ、ピンクのサテン生地に包まれたトウシューズで踊るバレエダンサーに心を奪われ、バレエを始めた」という方は多いものです。
しかし、観るのと踊るのとでは大違い!
実際に履きこなして踊ることは非常に難しいシューズですが、苦痛を伴ってもなお、ダンサーやバレエ愛好家たちはトウシューズへの憧れを抱き続けます。

本書では『バレエ語辞典』の著者である富永明子が、さまざまな角度からトウシューズについての取材を重ね、その魅力に迫ります。
トウシューズで踊る人、作る人、指導する人……それぞれがどのような工夫を重ねてトウシューズを美しく魅せているのかを探る一冊です。

人気バレエダンサーである、小野絢子さん(新国立劇場バレエ団)、渡辺恭子さん(スターダンサーズ・バレエ団)、織山万梨子さん(牧阿佐美バレヱ団)らのビジュアルも満載!
さらに、トウシューズ工場で聞いた製法や開発のこだわり、ダンサーならではのトウシューズの選び方、履きこなすための足の強化方法や怪我の予防、作品ごとのポワントワークの注意点など、さまざまな取材ルポを掲載しています。

さらに、スペシャルインタビューも充実!
日本のバレエ界を牽引してきた牧阿佐美さんに、今と昔のトウシューズでの踊り方の変化についてをお聞きするほか、吉田都さんに現役時代のトウシューズの思い出についても語っていただきました。

コラムでは、男性ダンサーの堀内將平さん(Kバレエ カンパニー)からは、男性ダンサーがポワントで足を鍛えるメリットを、西村奈恵さん(ノルウェー国立バレエ団)からは、海外バレエ団のトウシューズ事情を教えていただきました。

また、日本国内で入手しやすいトウシューズ101足を掲載!
自分の足に合う一足を見つけやすいよう、上から、横から、前から…と5方向から撮影した贅沢なカタログになっています。

読み終えたあと、踊る人にとってはより快適に踊るためのポイントがわかり、バレエを観るのが好きな方にとっては鑑賞時の楽しみがもうひとつ増える――学術書・実用書でありながら、美しいビジュアルとわかりやすいテキストを通して楽しく読んで学べる一冊です。

■目次
PART1 トウシューズの歴史
PART2 トウシューズの作り方
PART3 トウシューズの選び方
PART4 トウシューズの見つけ方
PART5 トウシューズの鍛え方
PART6 トウシューズでの踊り方
PART7 トウシューズの加工方法
PART8 トウシューズの怪我の防ぎ方
PART9 トウシューズでの魅せ方
PART10 トウシューズの進化
Special Interview
Column

※その他、トウシューズ用アイテム、トウシューズ語辞典など、コラムも多数!

内容説明

トウシューズで踊るダンサーに心を奪われ、バレエを愛するようになった方は多いでしょう。見た目の美しさとは裏腹に、履きこなして踊ることは非常に難しいシューズですが、苦痛を伴うと知ってもなお、私たちはトウシューズへの憧れを抱き続けます。本書は、さまざまな角度からトウシューズについての取材を重ね、その魅力を掘り下げました。トウシューズを通して感じるバレエの美しさの理由を、本書から探っていただければ幸いです。

目次

1 トウシューズの歴史
2 トウシューズの作り方
3 トウシューズの選び方
4 トウシューズの見つけ方
5 トウシューズの鍛え方
6 トウシューズでの踊り方
7 トウシューズの加工の仕方
8 トウシューズの怪我の防ぎ方
9 トウシューズでの魅せ方
10 トウシューズの進化

著者等紹介

富永明子[トミナガアキコ]
編集者・ライター。5歳からクラシックバレエに親しむ。大学・大学院ともに舞台芸術について学び、日本大学大学院芸術学研究科舞台芸術専攻修了。編集プロダクションを経て、株式会社リクルート『R25』『L25』編集部に所属。2010年からフリーランスとなり、クラシックバレエの書籍や記事の編集・執筆を行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

アキ

77
トウシューズの歴史、作り方、リスト、加工の方法まで網羅されています。先端のプラットフォームで立つにはまずプレ・ポワントで硬いボックスに慣れて、トウシューズで踊るための筋肉を鍛える必要があります。トウシューズでルルヴェするには、腓腹筋・ヒラメ筋を使うのではなく、長母指屈筋をメインに指の屈筋が働き、MP関節で床を押すようにすることが重要です。1533年カトリーヌ・ド・メディシスがフランスに伝え、ルイ14世が広めたバレエ。マリー・タリオーニがトウシューズで踊った1832年以来、今まで伝統が受け継がれています。2024/06/25

たまきら

36
新着コーナーから。娘はバレエを一度辞めますが、先生たちのおかげでバレエが好きになった自分。この本でトウシューズの中のつま先はどういう形なんだろう?という謎が解けておお!と感激しました。写真も素晴らしいですが、文章もバレエ関係者が書いているというよりもわかっている外部の人が書いている感じで好み。参考文献が豊富なところも嬉しかったです。教室に挨拶に行った後映画レミゼラブルを見ていて、「オン・マイ・オウン」で6年間バーレッスンを始めていたことに気づき、娘さん大興奮。こういうタイミングって本当に不思議ですね。2021/11/01

ひめありす@灯れ松明の火

33
私は多分バレリーナの何かを履いてたはず……。いつも指の関節で立っていたので肉刺だらけでした。でも買ったその日から履いて歩けたので相性は悪くないのかも。ただボックスが四角すぎた。大人になってからは本書でも掲載されてるスワニルダを。初心者向けだけど淡いピンクも細めのワイズも好きでした。あと何より名前!ずっと踊りたかったスワニルダ!フィッターさんも「ちゃんと立ててますよ」と言ってくれて嬉しかったです。そんな話し出すと止まらないトウシューズの話。おしゃべりしているみたいに楽しく読み終わりました。また踊りたいなー。2021/12/02

二条ママ

9
図書館本。自分にとってはバレエといえば、トウシューズ。ずっと謎と思っていたトウシューズの中で足が、足指がどうなってるかを解明してくれた!しかも写真付きで。感激した。ただならぬ努力を積み上げてやっとトウシューズを履けて、しかも綺麗に踊れて、夢を与えてくれるバレリーナたちに感謝を伝えたい。2022/01/17

Jessica

6
オタク感涙の圧倒的な情報量。トウシューズ(ポワント)の数百のリストは勿論のこと、そのもの自体の歴史、作られ方、ケアの仕方、アレンジのやり方、現役ダンサーや職人へのインタビュー等、あまりに参考になることが多く、感動しました。バレエ教室に一冊、バレエを習う家庭に一冊、小中学校の図書館にも一冊、是非置いてほしいですね。2022/09/20

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