JAPONisme BOOK
漆芸の見かた―日本伝統の名品がひと目でわかる

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  • サイズ A5判/ページ数 192p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784416616994
  • NDC分類 752
  • Cコード C2072

出版社内容情報

海外では日本のことをジャパンと呼ぶ。
それは漆の意であり、日本独自の固有文化である。

日本の代名詞にもなっている漆とはどういうものか。
漆黒の光沢を放つ漆芸品は西欧の人々を魅了し続けている。

世界に誇る日本の漆芸は蒔絵、螺鈿、彫漆などの技法により優れた工芸品として発展してきた。
外国人コレクターも多く美術品てしても極めて芸術的価値が高い。
また、堅牢で実用的な漆器は生活に根ざした道具として国内でも広く使われてきた。

漆芸の世界を、代表的な産地紹介から個性的な産地と作家、作品解説、名匠の技としての作家と職人紹介などを
美しい写真とイラストとエッセイで綴る漆芸鑑賞の決定版。

目次

1章 漆芸の技と美(北村昭斎;大西勲 ほか)
2章 日本の漆芸と産地(津軽塗;浄法寺塗 ほか)
3章 漆芸の新しいかたち(赤木明登;桐本泰一 ほか)
4章 漆芸の基礎知識(漆芸を知ろう;漆芸とつきあう)

著者等紹介

小林真理[コバヤシマリ]
1985年企画制作会社「スタルカ」設立、主宰。アートディレクター、画家、美術ジャーナリスト。「画家の装幀」「うるしのうつわ」などのテーマで新聞連載や執筆、講演活動を続けている。日本図書設計家協会会長・代表理事。日本の手仕事を紹介する本が多数ある

梶原祥造[カジワラショウゾウ]
1985年日本写真工房入社。写真家・藤岡達雅氏に師事。2005年(株)スタルカに入社。手仕事をテーマにした伝統工芸品や職人の撮影が多い(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ichi

15
【図書館本】日本全国の漆工芸品を紹介している本。全ページカラー。すごく参考になる!2018/03/29

アズル

9
図書館本。技法についていろいろと出てきているのに、それぞれの写真がなくて、よくわからなかった。日本各地の産地での文章も歴史や材質、技法の説明がばらばらで読みにくい。鑑賞点について、もっとちゃんと書いてほしい。2021/03/10

なつきネコ

4
日本伝統は奥深い。漆芸ながら、主に食器の本だった。普段、武具の漆ばかり見ていたから、つやをだす磨ぎが新鮮。職人さんの長く使われる漆器と言う当然な事に誇りをもっているんだな。かといって固くならず京漆器の職人さんは海外とのコラボレーションを行っていたり、喜多方漆器は給食に使われたりと生き残りをかけて頑張っている。写真も豊富で見やすい。写真の気に入りは会津塗りの小箱、奈良漆器の硯箱、根来塗りの香炉、琉球漆の二段喰籠。普段みない分野なので良かった。漆器が欲しくなり、作りたくなってきた。2017/12/07

るるぴん

3
全国の漆作家さんの一部を取りあげている。最近デパートなどは、和食器売り場は縮小し、大手メーカーの「売れ筋」が僅かにあるだけなので、漆好きな人には色々知ることが出来て良いかも。漆の塗り工程などがイラストで説明されている所が良かった。漆器の良さに目覚めて借りてみた。2021/04/29

tenori

1
美しい写真が多く掲載されているので、それだけでも満足できる。作家(職人)さんの技と言葉、産地の特色と歴史の紹介。漆芸の基礎知識をまとめた巻末ページ。入門書として綺麗に分かりやすく構成されている。初心者向けの漆芸図鑑。2019/06/11

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