絵図と写真でたどる明治の園芸と緑化―秘蔵資料で明かされる、現代園芸・緑化のルーツ

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絵図と写真でたどる明治の園芸と緑化―秘蔵資料で明かされる、現代園芸・緑化のルーツ

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  • サイズ B5判/ページ数 192p/高さ 26cm
  • 商品コード 9784416616963
  • NDC分類 622.1
  • Cコード C0076

内容説明

明治維新は近代化の名の下、万物にわたり日本の社会を劇的に変えた。―園芸・造園の世界もしかり、である。それまで武家社会が支えてきた伝統的な江戸の園芸文化、庭園文化が崩壊し、それに代わって、近現代園芸・都市公園事業が台頭した。本書で語られるのは必ずしも時系列で整理・整列された歴史ではなく、これまでの歴史の陰に隠れたり、断片的にしか紹介されてこなかった歴史的なトピックである。しかしそのどれもに、現代へと続く萌芽的事象が発見され、“この時代にすでにこのようなものがあったのだ…”という驚きを禁じえない。

目次

1章 近代日本における緑花事業の萌芽と展開(日本園芸会と『日本園芸会雑誌』が明治期の園芸の進歩・発展に果たした功績;明治の元勲、大隈重信は「花と緑の文明開化」の牽引者;明治期における内外の博覧会が花と緑の文明開化に果たした役割 ほか)
2章 横浜を舞台とした花と緑の文明開花物語(プラントハンターを魅了した日本のユリ;海を渡る日本のユリと横浜植木;明治の変わり咲き朝顔と横浜 ほか)
3章 花と緑の文明開花を牽引した「横浜植木」の偉業(明治の園芸史上さん然と輝く「横浜植木」;「横浜植木」が花と緑の文明開化に果たした役割と業績;現存する最古の海外向英文カタログの全容 ほか)

出版社内容情報

“当時すでにこんなものがあったのか!?”驚きの連続。今まで語られなかった、明治時代の園芸・造園の歴史的トピックスを一冊に。明治維新は近代化の名の下、万物にわたり日本の社会を劇的に変えた。
――園芸・造園の世界もしかり、である。
それまで武家社会が支えてきた伝統的な江戸の園芸文化、庭園文化が崩壊し、それに代わって、近現代園芸・都市公園事業が台頭した。
それらの歴史的事業は、今日に至るまでに多くの識者によってつまびらかにされている。

だが、それら歴史的事業をまとめた大著は一般の書店や図書館ではなかなか手にすることができず、
大学等の研究機関や国立国会図書館など限定されたところでしか閲覧することはできない。
資料の入手が限定されるからであろうか、江戸園芸にまつわる書籍は大著から一般向けのカジュアルなものまで幅広くあり、
江戸時代の園芸・造園については一般にも比較的広く知られている。
しかし、近代化が急激に進められたであろう明治時代の歴史的事象は万人に知られることなく、
歴史からその存在がすっぽりと抜け落ちてしまったかのように、これまであまり注目されてこなかったように思う。
***
本書では当時、国内の園芸・造園界を牽引する役割を果たしていた、
業界大手の植物商社「横浜植木」が創業当時から所蔵していた貴重な歴史的資料を豊富に紹介することによって、
明治を中心に大正、昭和時代と、めまぐるしく近代化が進んでいった怒涛の時代に焦点を当てていきたい。
本書で語られるのは必ずしも時系列で整理・整列された歴史ではなく、
これまでの歴史の陰に隠れたり、断片的にしか紹介されてこなかった歴史的なトピックである。
しかしそのどれもに、現代へと続く萌芽的事象が発見され、“この時代にすでにこのようなものがあったのだ…”という驚きを禁じえない。


近藤 三雄[コンドウ ミツオ]
近藤 三雄:1948年横浜市生まれ。東京農業大学造園学科卒業。農学博士。東京農業大学造園科学科教授を経て、東京農業大学名誉教授。「造園伝道師」を名乗り、造園技芸のすばらしさの普及啓蒙に専心。著書は『最先端の緑化技術』『アトリウムと緑化』『公共緑地の芝生』『都市緑化用樹木の生産技術と緑化』『つる植物による環境緑化デザイン』『都市を彩るコンテナガーデニング』(ソフトサイエンス社)『フラワーランドスケーピング』『アーバンガーデニング』(講談社)『造園の論点』『緑花評論』(環境緑化新聞)『都市緑化最前線』『室内緑化デザイン』(グリーン情報)『ワイルドフラワーによる緑化の手引き』(道路緑化保全協会)『都市緑化技術集』(環境コミュニケーションズ)『最新グラウンドカバープランツ』『香り植物の緑化デザイン』(誠文堂新光社)他多数。

平野 正裕[ヒラノ マサヒロ]
平野 正裕:1960年静岡県生まれ。東海大学大学院文学研究科修士課程修了。横浜市史編集室、横浜開港資料館をへて、横浜市史資料室主任調査研究員。「港町百花繚乱」「“蚕の化せし金貨なり…”-明治大正の生糸産地と横浜」等の展示を担当。