チップチューンのすべて―ゲーム機から生まれた新しい音楽

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  • サイズ A5判/ページ数 336p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784416616215
  • NDC分類 763.9
  • Cコード C2070

出版社内容情報

ゲーム機の内蔵音源チップから誕生した音楽ジャンル「チップチューン」。その歴史と現状を綴る、待望の書籍。「ファミコンやゲームボーイの音楽。あるいは、それら風の音楽」
 
誰にでも分かるように「チップチューンとは何か」を説明するとしたら、まずはこんな表現になるだろう。
あの安っぽくて懐かしい1980?90年代初頭のゲーム音楽から、テイストをそのまま持ってきた、
あるいは主要素としてとり入れた音楽のことである。
そういった音楽が、現在ではゲームのBGMという枠を超え、より幅広い表現の場で作られ、聴かれるようになっている。
レトロゲーム機(風)の音楽なのに、ゲーム音楽ではない──という不思議なものを形容するための言葉。
それが「チップチューン」なのである。(本文より)

アーケードゲームやファミコン、ゲームボーイなど、
現在ではレトロゲームと呼ばれるゲーム機の内蔵音源チップから誕生した音楽ジャンル「チップチューン(Chiptune)」。
本書は、その誕生にはじまり、黎明期の状況、国内外の現役のアーティストたちの活動など、
自身もチップアーティストとして活躍する著者が、膨大な資料と関係者への取材をもとに綴る初の書籍。
長年にわたり総括されることのなかったチップチューンをゲーム音楽史の観点から再評価するとともに、
広くは日本のビデオゲームカルチャーの変遷を振り返る。

国内外のチップ・アーティストたちの活動に迫る、豪華インタビューを収録!
ヒゲドライバーOmodaka/Kplecraft/Saitone/SEXY-SYNTHESIZER/USK/
TORIENA/Quarta330/YMCK/Goto80/Bit Shifter

田中治久(hally)[タナカハルヒサ ハリー]
田中治久(hally):ゲーム音楽史/ゲーム史研究家。90年代より国内初のネットレーベル「カミシモレコーズ」を主宰し、自身もチップアーティストとして楽曲制作やライブ活動を開始する。2000年代には個人サイト「VORC」を始動、チップチューンやゲーム音楽についての執筆をはじめ、国内における第一人者として知られる。2012年からはチップチューンの情報サイト「CHIP UNION」の創設に協力するなど、新世代のリスナーにむけてチップチューンや8bitカルチャーの魅力を発信し続けている。

内容説明

ゲーム機の内蔵音源チップから誕生した音楽ジャンル「チップチューン」。その歴史と現状を綴る、待望の書籍。各時代の貴重音源を紹介する、ディスクガイド付。国内外のチップ・アーティストたちの活動に迫る、豪華インタビューを収録!

目次

第1章 前史(黎明期のコンピュータ音楽;デジタルゲーム音楽 ほか)
第2章 チップチューンの成立(海外編;国内編)
第3章 モダン・チップチューン(トラッカー;エミュレータ ほか)
第4章 アーティストインタビュー(ヒゲドライバー;Omodaka ほか)

著者等紹介

田中治久(hally)[タナカハルヒサハリー]
ゲーム音楽史/ゲーム史研究家。90年代に国内初のネットレーベル「カミシモレコーズ」を主宰し、自身もチップアーティストとして楽曲制作やライブ活動を開始する。2000年代には個人サイト「VORC」を始動、チップチューンやゲーム音楽についての執筆をはじめ、国内における第一人者として知られる。2012年からはチップチューンの情報サイト「CHIP UNION」の創設に協力するなど、新世代のリスナーにむけてチップチューンや8bitカルチャーの魅力を発信し続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

たいそ

9
2017年。コモドール64、名前は知ってたけど、そんな凄い音源チップだとは知らなかった。いわゆるゲーム音楽とチップチューンの違いとして「制約を乗り越える壁」とみなすか「制約それ自体も表現形式」とするというのはおもしろかった。また、日本では東京以外に京都がひとつの重要な場所というのもおもしろい(任天堂のお膝元というのは全く関係なく)。ただしチップチューン自体は全盛期に比べて発散気味らしく、今後どのような動きになるのか気になる。「ひとつ墨守されているものがあるとすれば、それは最小限であろうとする姿勢。」2017/07/09

akuragitatata

7
衝撃の一冊。チップチューンが成立する技術的背景、国際的なコミュニティ、初期ゲーム音楽についての記述でここまで目配りが聞いていた本はかつてなかったし、ここまで実証的で信頼のおける本もなかった。チップチューンが「発見」されたカルチャーであることと共に未熟な「音楽未満」のピコピコ音をどのような人と技術が「音楽」へと成熟させたかがくっきりわかる一冊。同人音楽を考える上でもめっちゃ重要です。2017/05/21

shibacho

5
最初に買ったCDがゲームミュージックだった私ですが、当時のゲームミュージック事情にとどまらない音楽ジャンルとしてのチップチューンを論じてて面白い本でした。こういう本は下手すると著者の知識自慢で、事実を羅列する本になってもおかしくないが、時系列と国内・海外に系統だって紹介し論評している。参考文献でのリンク集も充実しているが、それぞれの章での代表曲をYouTube等で聞いたり、トラッカーのインタフェースを動画で見たくなりました。どこかこの本を元ネタにドキュメンタリー作ってくれないでしょうか…2018/09/12

BsBs

5
Twitterで話題になってたからつい読んでしまったが、大変面白かった。 自分の知っているチップチューンというジャンルの狭さを思い知らされた。ゲーム好きを自称していながら、ここで初めて知ったことのほうが多い有様だ。 とりあえずロブ・ハバードの曲を聞いてみようと思った。海外の潮流の一端を知りたい。2017/10/10

スプリント

4
非常に濃い内容です。黎明期の熱い空気がとても良く伝わってきます。2017/06/29

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