20世紀エディトリアル・オデッセイ―時代を創った雑誌たち

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  • サイズ B5判/ページ数 224p/高さ 26cm
  • 商品コード 9784416114384
  • NDC分類 051
  • Cコード C0002

出版社内容情報

雑誌に詳しい著者が文化やメディアに影響を及ぼした雑誌を選び、関係者の証言やビジュアルで解説。20世紀に刊行した雑誌年表付き。

数多くの雑誌を蒐集し、雑誌をとりまく文化にも詳しい著者が、20世紀に刊行した雑誌のなかから、独自の切り口とビジュアルで多くの読者に支持され、他のメディアにも影響を与えた雑誌を選び解説する。制作に携わった関係者の証言や関連する雑誌も紹介し、いかにしてそれらの雑誌が作られ、読者や他の雑誌へと広がりを見せたのかがわかる構成となっている。たとえば、現在では約60万人を動員する同人誌即売会「コミックマーケット」の創成期に作られた同人誌やパンク・ニューウェイヴといった音楽から生まれた現象を反映し、当時の空気をいまに伝える雑誌などをビジュアルとともに紹介。その他、特筆すべき雑誌のコラムや表紙一覧、20世紀の雑誌年表も収録し、雑誌の魅力をあますことなく伝える一冊。

『ホール・アース・カタログ』/プリンテッド・パンクス/キャッチ・ザ・ニューウェイヴ/バック・トゥ・ザ・フィフティーズ/実験雑誌としての『アンアン』/『ワンダーランド』と『宝島』/大伴昌司と内田勝の視覚革命/コミックマーケット創成期と同人誌/米澤嘉博の書物迷宮/雑誌の表紙一覧/20世紀の雑誌年表
【コラム】『MAD』から始まったアメリカ・パロディマガジンの影響/『JAM』/『ロッキング・オン』/『遊』/『NOW』/『新宿プレイマップ』/花森安治と『婦人の生活』シリーズ/『TAU』/コンピュータ雑誌/『ガロ』と『COM』の功績/』『ウィークエンド・スーパー』『写真時代』──セルフ出版の時代/三流エロ劇画御三家『漫画大快楽』『劇画アリス』『漫画エロジェニカ』

【著者紹介】
赤田祐一:編集者・執筆業。古い印刷物、音楽、映像、エコロジーなどを、カウンターカルチャー的、ソーシャルデザイン的な視点から眺めかえしている。『Spectator』(エディトリアル・アパートメント)に「証言構成『COM』の時代」を連載中。著書に『証言構成「ポパイ」の時代』(太田出版)、『消されたマンガ』(ばるぼらとの共著/鉄人社)がある。

内容説明

画期的な編集とビジュアルで新たな価値観を生み出した雑誌を、関係者のインタビューと関連資料で振り返る。貴重な証言と雑誌・書籍1200点を掲載!

目次

ホール・アース・カタログ:ア・レトロスペクティヴ
プリンテッド・パンクス
キャッチ・ザ・ニューウェイヴ
バック・トゥ・ザ・フィフティーズ
実験雑誌としての『アンアン』
伝説の雑誌『ワンダーランド』と『宝島』
大伴昌司と内田勝の視覚革命
コミックマーケット創成期と同人誌
米沢嘉博の書物迷宮

著者等紹介

赤田祐一[アカタユウイチ]
編集者・著述業。学生時代よりサブカルチャー、アンダーグラウンドカルチャーの調査・研究を行う。『Quick Japan』創刊編集長を経て2012年より『Spectator』編集部に在籍

ばるぼら[バルボラ]
ネットワーカー、古雑誌蒐集家、周辺文化研究家。インターネットおよび自主制作文化について執筆、調査・研究を行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

くさてる

10
20世紀の雑誌のクロニクル。とにかく広い対象と豊富な図版、貴重なインタビューとどこから切っても読みごたえがあって堪能しました。表現したい、誰かに伝えたい、繋がりたい、広めたい、自分なりに知っていることを構成し直したいという欲望。時代を切り取っていく鮮やかな同時代性。ジャンルに関係なく滲み出てくるそんな熱量を分析していく文章はクールで、とても面白かった。個人的にはオタク文化の最たるものといえるコミケ、同人誌関連の記述の分厚さと濃さに驚きながらもとても楽しみました。その関連に興味がある人にもお薦め。2015/03/07

nizimasu

6
最近のスペクテーターでの「ウォールアースカタログ」の傾倒ぶりもこの本を読んでいたら、納得。ポパイもZINEという嗜好もここまで系統的にまとめるとなかなか壮観。自販機本もJAMなんかもここまで偏愛的に紹介されていたら成仏できるでありましょう。ウイークエンドスーパーに写真時代などの雑誌とか結局は、ある種の編集者の濃厚な世界観の表出なのでありましょう。赤田さん本人の雑誌リスペクトにはつくづく脱帽2014/07/02

hiratax

4
「アイデア」の連載はところどころ読んでいた。パンクファジンやコミケット文化などの当事者インタビューと書影がある驚き。アーカイブとオーラル・ヒストリーの重要性を知覚する。さらに50年代〜60年代の雑誌制作に携わった当事者インタビューもあるが、ここ数年で鬼籍に入っている。(サブ)カルチャーの第一世代をとらえた貴重な記録となっている。巻末の雑誌曼荼羅は圧巻。青山正明が学生時代に制作したミニコミ「突然変異」の奥付がジャーナリズム研究会となる。そうだ、キャンパスマガジンの鬼っ子だったのだな。2014/05/23

takao

1
ふむ2019/11/23

doji

1
ものすごい労作だなと、資料的価値の高さに驚きつつ、雑誌というものは根源的にDIY精神によって生み出されたものなんだなということをつよく感じた。とにかくこんなに混沌としたメディアはほかにないのだろう。「WEC」について語られている中で、西村佳哲さんが精神性として似ている、という指摘にすごくうなずいてしまった。2018/08/20

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